19

19





夢子「ちょ…!」

夢子は青ざめる。
その横でリンク達が揉める。


リンク「だからピット!あれほど触るなっていたのに!!!」
ピット「だってこの間wiiのスマブラやってめちゃくちゃ楽しかったんだもん!
    だからつい出来心で…。」
マルス「よりによってこの二人呼んじゃうとか…馬鹿なの死ぬの?」
アイク「夢子、すまん。」



夢子「聞かなくてもわかるけど一応聞くわ。
     
     …貴方たちの名前は?」



ルフレ「僕はルフレ。」
シュルク「シュルクです。」



夢子「あー・・・。」

頭をかかえる夢子。
なんとも言い様がない。


ルフレ「ところでここは一体どこなんだい?」
シュルク「僕たちのいた世界じゃないですよねどうみても。」
リンク「ここは日本ですよ。」
ルフレ「にほん?」
リンク「俺たちのいた世界じゃなくて他の異次元世界で
    ここはその日本にいる夢子さんの家の中です。」
シュルク「夢子さんって言うんですね。初めまして、改めてシュルクです。」
夢子「一体どうなってんのよー!私の家がどんどんむさくるしくなるー!!!」
リンク「まさかこのふたりが来るだなんて…。」
ピット「夢子、ほんとにごめん!!!」
マルス「君のせいでライバルが増えちゃったじゃないか!どうしてくれるのさ!!!」
アイク「…腹減った。とりあえず飯食おう。」






夢子達はとりあえず晩ご飯を食べることにした。

テーブルの周りを囲むリンク、ピット、マルス、アイク、
そしてー・・・ルフレ、シュルクも。


夢子「なんなのこの絵は…。」

夢子宅は凄まじいことになっていた。

リンク「今日の晩御飯はハンバーグですよ。」
ピット「わーい!僕ハンバーグ大好き!!!」
リンク「じゃあお手を合わせて…いただきます!」


「「「「いただきまーす!」」」」

他のメンバーが食事を進める中
夢子だけが青ざめて手にもつ箸が震える。


リンク「夢子さん、大丈夫ですか?」
夢子「大丈夫なようにみえる?これが…。」

震える夢子をみてシュルクが謝る。

シュルク「あの…なんだかすいません。」
夢子「え?」
シュクル「急に僕たちがお邪魔しちゃって…。
     迷惑ですよね?」
夢子「いや…その…。」
シュルク「リンク達もお世話になって…ご迷惑かけてしまってほんと申し訳ないです…。」
夢子「な…。」
リンク「どうしたんですか夢子さん。」





夢子はシュルクを見て涙を流す。

夢子「貴方みたいなまともな人探してたのよ!
      よかったー!この家にひとりでもまともそうな人がいて!!!」
リンク「シュルクは残念ながら一番一般人ですね…。
    ええ、とても残念です。」
ピット「僕だって一般人だよ?」
マルス「夢子を目の前にして興奮しないなんて男じゃないよ!」
シュルク「…穏やかじゃないですね。」
ルフレ「このハンバーグ誰が作ったの?」
アイク「やっぱり肉はいいな。元気が出てくる。」
夢子「私はただ平和にスマブラがしたいだけなんだけどなー…。」
リンク「リアルスマブラもいいですよ?」
夢子「良くないわよ…。」
シュルク「本当に迷惑かけてすいません…。」
夢子「貴方は謝らなくていいわよ。」
リンク「いいですか?ルフレ、シュルク。
    夢子さんに手出さないでくださいよ?
    夢子さんは俺の彼女ですから。」
夢子「また何馬鹿なこといって…」

夢子が言い終わる前にルフレが口を挟む。

ルフレ「君の思いすごしでしょ?夢子は君でいいって言ったの?」
リンク「それはー・・・」
ルフレ「無理やり彼女にするなんて失礼もいいとこだよ。
    僕みたいにレディーファーストにしないと。ね?夢子。」

ルフレはさりげなく夢子に近づくと夢子の肩を自分に寄せた。

リンク「あ!夢子さんに気安く触らないでください!!!」
ピット「そうだよ!図々しい!!!」
ルフレ「言っとくけど僕は君たちに負ける気がしない。」
マルス「何勝手なこと言ってんだい!」
アイク「もぐもぐ・・。」
夢子「また変なのが増えた…。」
シュルク「すいません…。」





【いいね!!】

[ 81/508 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]