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リンク「服類は一通り買え終えましたね。
あれ?夢子さんまだ来てない…。」
リンクは買い物を終え、夢子と待ち合わせしたベンチの方へと来た。
夢子の姿はない。
リンク「まだ買い物してるんでしょうか…でも俺より買うもの少ないって言ってたし…変ですね。」
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夢子は見知らぬ若い男達に無理やり連れて行かれていた。
抵抗しても言うことを聞いてくれない。
若い男A「お姉さんホント可愛いよね〜歳いくつ?」
夢子「16歳ですけど…。」
若い男B「ほんと?俺らとあんまり変わらないじゃん!」
夢子「あの…もういいですか?人と待ち合わせしてるんで…。」
若い男C「そんな事言わないでさー!俺らめっちゃ暇なんだ。付き合ってよ?」
無理やり引っ張られた夢子はデパートの外へと連れて行かれる。
ピット「あれ?あれって夢子?」
その時偶然にも街を探索していたピットが夢子の姿を見つける。
ピット「あいつら誰だろう?…なんだか夢子とても嫌がってたような…。」
夢子の姿は人ごみに混じり見えなくなっていく。
ピット「なんとかしなきゃ…!」
夢子は町外れの廃墟へと連れてこられていた。
薄暗く床には建物の破片がいっぱい散らばっている。
夢子「…ここ、カラオケじゃない…。」
若い男A「カラオケもいいけど、俺らもっと楽しい遊び知ってるんだぜ?」
夢子「なんですか…?」
若い男B「…こうするんだよ!!」
バンッ!!!
夢子は手首を捕まれ床に押し倒された。
夢子「!?何するんですか!?」
若い男C「お姉さんみたいな可愛い子、ヤラなきゃ損でしょ?」
夢子「やめて…!!」
若い男A「抵抗されると余計もえるんだよねぇ…。」
夢子「いや…
誰か助けて!!!」
ドコンッ!!!
夢子が襲われそうになった…
その時だった。
廃墟の入口の壁が壊される。
若い男A「なんだ?!」
そこにはリンクとピットが立っていた。
夢子は涙声でその名を呼ぶ。
夢子「リンク…ピット君…!!!」
リンク「夢子さんから離れろ。」
いつもの笑顔が消えているリンク。。
若い男A「あ?誰だてめぇ…。」
若い男B「邪魔するのか?へぇ…おもしれぇじゃん。」
若い男C「お楽しみの前に…まずはお前らから凹ってやるよ!!!」
男たちは鉄パイプを取り出すとリンクとピットに殴りかかってきた。
リンクとピットは軽々と男たちの攻撃を避ける。
リンク「お前らの攻撃なんか当たらないんだよ!!!」
リンクは男のひとりを殴りとばした。
壁に打ち付けられる。
若い男A「ぐはっ!」
若い男B「おい、しっかりしろ!…よくもやってくれたな!?」
リンクに殴りかかった男をピットが蹴りつける。
ピット「やーい、ノロマ!!」
若い男C「なんなんだ…こいつら強いぞ…!?」
リンク「まだ戦いますか?」
ピット「お前らの方こそボコボコにされたいの?」
若い男A「畜生、逃げるぞ!!」
若い男たちは尻尾を巻いて逃げていった。
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