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夢子「ごはん出来たよー!」


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リンクと夢子は夕食の支度を終えた。
部屋には美味しそうな匂いが広がる。



リンク「今日は金目鯛の煮付けにデザートにアップルパイです。」
ピット「うわ!なにこの魚!真っ赤っかだ!!!」
マルス「でも美味しそうだね!」
アイク「腹減ったし早速食おう。」



小さいテーブルを5人で囲む。


リンク「それではお手を合わせて…頂きます!」






「「「いただきまーす!」」」






夢子は金目鯛の煮付けを一口食べた。






夢子「うわー!美味しい!!!
      私も手伝ったけど…ほとんどリンクひとりで作ったんだよね…。リンク凄いなぁ!」
リンク「褒めてもらえて嬉しいです!」
ピット「やっぱりリンクの作るごはん美味しいねー!」
マルス「うんうん!!!腕落ちてないね!」
夢子「リンクって元の世界でも料理してたの?」
アイク「普段はルイージが食事作るが、たまにリンクも料理作ってたよな。
    みんなに評判良いし、ルイージも助かるって言ってたぞ。」
リンク「いやいやそんな…。」
マルス「でも僕だってこのくらい作れるよ?」
アイク「お前のは残飯みたいで食えたもんじゃない。」
マルス「君、失礼だな!!!」
ピット「僕アップルパイ好きなんだー!美味しいー!モグモグ…。」
マルス「ピット君もう魚食べ終わったの!?はやっ!!」
ピット「だって超お腹空いてたんだもんー♪」
夢子「まだまだおかわりあるよー!」
ピット「ほんと!?僕もっと食べる!!!」
リンク「あんまり食べ過ぎると空飛べなくなりますよ。」
夢子「あれ…?」






夢子はご飯を食べるピットを見て気づいた。





夢子「そういえばピット君、羽はどうしたの?」
ピット「あ…なんかこの世界来たら無くなっちゃった。どうしてかな?」
夢子「まあ、無い方が都合いいか…外歩くときとか大変だし。」
ピット「僕外の世界見てみたい!!」
マルス「僕も僕も!」
アイク「この世界はどんな景色なんだ?」
リンク「コンクリートだらけですよ。高いビルが結構あります。」
ピット「そなの?なんか面白そう!!」
夢子「リンクのいた世界の風景ってどんなの?」
リンク「俺たちはマスターハンドの城に住んでるんですけど
    城の周りは草原が広がってます。」
夢子「ふーん…見てみたいかも!」
リンク「エポナ、大丈夫ですかね…。」
夢子「エポナもいるの!?」
リンク「俺の愛馬です。」
夢子「知ってる知ってる!!!女の子のお馬さんでしょ?」
マルス「リンクが居なくなってからゼルダが面倒みてたよ。だから安心していいんじゃない?」
夢子「やっぱりゼルダ姫もいるんだね!…かなり美人でしょ?!」
マルス「見た目はそうだけど中身がね…。」
ピット「怒るとめちゃくちゃ怖いよ?鬼ババアになるから。」
アイク「ゼルダが聞いたら殺されかねないぞそれ。」
夢子「外が気になるなら夕食終わったら散歩にでもいこうか?」
ピット「行く行くーーー!!!」





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