ピット「夢子が猫化してしまったあああああああああああ!!!」


【そんな童話みたいな話ってあるの?ええ、あるのです。2】



外で喧嘩をしていたマルスとアイク、仲裁をしていたシュルクが
ピットの叫び声を聞いて驚き階段をあがりピットの元へと集まる。

マルス「どうしたんだいピット君。そんな大声出して…。」
ピット「夢子が…夢子が…」
アイク「夢子がどうかしたのか?」
シュルク「…あれ…夢子さん…なんで四つん這いなんですか?」
ピットは3人に事情を説明する。
自分が採ってきたキノコを食べ夢子が猫化してしまったと。

夢子「ニャー!」
ピット「うう、どうしよう…ルフレにバレたら僕トロンの標的にされちゃう〜!」
マルス「それも心配だけど君が僕に得体のしれないキノコの毒見を
    させようとしてたことに対して物凄く腹が立つんだけど?」
アイク「今は夢子をどうにかしないとな…」
シュルク「あれ?夢子さんに耳と尻尾が生えてる!?」
夢子「ニャー♪」
ピット「嫌だあああああ!このままだと夢子が毛むくじゃらになっちゃう!」
アイク「ケモナー歓喜だな。」
ピット「ああ、僕そんなつもりなかったのに…はあ〜どうしよう…。」
シュルク「ピット君に責任あります。彼女を元に戻すのも責任ですよ。」
ピット「元に戻すって…どうしたらいいだろう?」
マルス「前に日本で君が惚れ薬でルフレ大好き人間(笑)になった時、
    ×惚れ薬で中和させたよね?あの原理いいんじゃない?」
アイク「要するに中和させるためのキノコを探せば良いんだな。」
ピット「すぐ探す!探しますー!よし、もう一回裏山に行こう!」
マルス「僕らも手伝おうか?」
ピット「え、いいの!?」
アイク「ボム兵爆発させたのも責任あるからな…」
シュルク「協力しますよ。早く夢子さんを元に戻しましょう!」
ピット「やっぱり持つべきは友だね!よーし、頑張るぞー!」







ピット「で、夢子連れて山に来たけど…」
広大な山には沢山の手付かずのキノコたちが生えている。
マルス「ねえピット君。夢子に食べさせたのってどんなの?」
ピット「うーんと、白くて長かったような‥。」
マルス「ふむ…そのキノコに中和出来るキノコ…どんなのかなぁ。」
アイク「試しに食ってみるとか。」
マルス「君まで僕に毒見させようとするのかい!?プン!」
シュルク「僕、キノコなんて採った事無いので種類も疎いですよ‥?」
ピット「こりゃ片っ端から探すしかないね〜?」
マルス「とりあえず色々集めて夢子に見せてみよう?」
そんな会話をしているピット達の横で手を舐めてる夢子。
時間が経つ事に猫度が増してきてる。
夢子「ペロペロ・・・ニャー!」
猫化して自由にうろついてる夢子の横で4人は色んなキノコを集める。
集めながらマルスがぼそっと呟いた。

マルス「でも、猫耳夢子‥可愛いよね。」
ピット「おまるすもそう思う!?僕もなかなかって思ってた☆」
アイク「作業に集中しろ…。」
シュルク「そういってるアイクも夢子さんチラチラ見てるじゃないですか。」

4人「「「猫耳夢子、最高」」」

ピット「ハッ…いけないいけない!変な意識が芽生えそうだった!
    夢子を一秒でも早く通常に戻すんだー!
    おまるす達余計な洗脳させないでよね!?」
マルス「でも折角のこの状態、色々試すのも良いと思うんだー」
ピット「んー?どゆこと?」
マルス「ね、見てて。おーい夢子〜おいで〜」
夢子「ニャアー!」
夢子がマルスの元へ走り寄る。そして膝に顔をスリスリした。
マルス「…やばい、猫化いいかも。夢子が普段と違う魅力がある!!!」
アイク「マルス…お前また鼻血出てるぞ。夢子関係になるとすぐ出す…」
シュルク「僕からしたらなんだか罪悪感が生まれるんですが。」
ピット「変態!!それに夢子は僕に懐いてるんだよ?ね、夢子!」
夢子「ゴロゴロ…。」
夢子はピットに抱き着き頬に頬を擦る。
ピット「ほら!」
マルス「むむ、許しがたい態勢!!夢子、僕にもしてよ!」
ピット「ダメ!こんなにフレンドリー夢子久々なんだよ?!
    城に帰ればルフレやリンクにすぐ奪われちゃうんだから!
    今この間だけは僕とイチャイチャするんだよ?ね、夢子!」
夢子「ミャー♪」
アイク「何所からどう突っ込み入れればいいのか。」
シュルク「皆夢子さんに飢えてますからね‥‥特に最近は。」
アイク「…俺も擦られたい。」
シュルク「…本音出てますよ。」
ピット「夢子は僕が飼い主だよねー?」
夢子「ニャア!」
シュルク「そんな呑気にしてられませんよ。日が暮れる前に解毒のキノコ見つけないと‥。」
ピット「ああ、そうだった‥」
マルス「僕はしばらくこの状況でもいいけどね?」
アイク「ルフレとリンクに半殺しにされるぞ。」
マルス「ああ、それは勘弁…あの二人夢子の事になると凄いよね…」
ピット「よし、集まったキノコを夢子に一つずつ見せて反応見よう!」
ピット達は夢子に集めたキノコを見せた。
しかしほとんど夢子はそっぽを向く。
ピット「うーんダメかぁ…。」
マルス「僕らもっと奥で探してみるね〜」




【いいね!!】


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