【湯煙で見えない?いいえ貴方ははっきり見てる。。2】








リンクとシュルクは剣を使った試合をしていた。
やはり今日は暑いせいか汗が止まらない。
リンク「今日はここまでにしましょう。」
シュルク「そうですね、こんな暑いんじゃ熱中症になりそうだし。」
リンク「お風呂入ってきましょうかね…ここまま過ごすのも嫌なので。」
シュルク「では先にどうぞ。僕は少し用事があるので。」
リンク「そうですか?じゃあ行ってきますね〜」




試合を終えたリンクは男湯に向かった。
リンクも夢子もお互いにやばいことに気づいていない。
今のふたりには温泉の事しか頭にない。


そして危機が迫る。



ガラガラガラ・・・


リンクが裸になって扉を開く。
夢子は温泉に浸かっている。
湯気で視界が見えにくい。

夢子「あれ…?誰か来た?ルキナさんかカムイさんかな?」
リンク「あれ、誰かいる?ピット君かな?それかシュルク?」


そして湯気が少しずつ晴れていく。



リンク「え?」

夢子「え?」




夢子「り・・・リンク!?ええ、なんでいるの!?」
リンク「な、何でって此処男湯ですよ!?夢子さんこそ何でいるんですか!?」

夢子「私が入ったのは確かに女湯だったのに…
     あれ、そういえば交換したと思ってたのに…まさか…ピット君‥!?」







ピット「ハックション!」

マルス「うわ、大きなくしゃみだね?」
ピット「う〜誰かが僕の噂してる?ずびび」










夢子「まさかこんな出来事が起きるなんて…私出るね!?」
リンク「まあ、いいじゃないですか。ふたりでゆっくり浸かりましょう?」
夢子「いやいや、私は女湯に戻る!」
リンク「大丈夫ですよ、俺はイヤらしい目で夢子さんを見ません。多分。」
夢子「最後の一言が余計よ!?不安しかないわよ!」





結局夢子はリンクとふたり温泉に浸かっていた。




夢子「あーでもやっぱり温泉って気持ちいいわね…。」
リンク「今日のこの温泉のお湯、一生取っておきたいですね。」
夢子「…何故‥?」
リンク「だって夢子が使ったお湯…もう飲みたいくらいですよ!」
夢子「さらっとイケメンスマイルでクソ気色の悪いこと言わないでよ!」
リンク「フフ、冗談ですよ。」
夢子「冗談きついわ…ほんとやめてよね…。」


夢子は思いだした。
この温泉の効能。




夢子(魅力度の数値上がるって聞いたけど…まさかリンクに影響ないわよね…?)
リンク「夢子さん、背中流しましょうか?」
夢子「い、いやよ!タオル脱がなきゃいけないじゃない!?」
リンク「俺は大丈夫ですよ?」
夢子「貴方じゃなくて私がダメなの!!」
リンク「俺たち互いの裸見た仲でしょう?(ニコッ)」
夢子(もしかして、効能!?そしたらかなりマズイ…!?)
リンク「こんなチャンス滅多にあるものじゃない。
    今ならあの邪魔なルフレもいない。
    夢子さん、今日こそ俺のものになってください。」
夢子「何馬鹿な事を…」
リンク「俺は本気です。温泉終わったら一緒のベットで寝ましょう。いや、寝かせます。」
夢子(やばい、このままだとほんとに喰われる。)
リンク「そうですね〜俺的には別にここでもいいんですよ?」
夢子「ケダモノー!」
リンク「男は皆ケダモノですよ。此処でおっぱじめるのがダメならば
    大人しく俺の部屋に行きましょう。シーツも丁度新しく代えたばかりですし。
    ベットは綺麗ですよ?夢子さんの為にいつもきれいにしてるんです。」
夢子「いやああー!怖い!この人かなりマジな顔してる…!」




夢子は助けを願った。
このままだと本当にリンクに喰われる運命。
夢子(神様、もうワガママ言わないからお願い私をこの危機から脱する方法をー・・・・!)
すると
願いが叶った。
なんとルフレが入浴場に入ってきたのだ。


ルフレ「…君たち何してるの?」
リンク「ルフレですか。…見てわからないですか?混浴ですよ。混浴。
    夢子さんと俺のふたりでね!」
夢子「ああ、ルフレだ‥助かった…。」
ルフレ「夢子の裸見て良いのは僕だけだよ?」
リンク「誰がそんなルール決めたんですか?いつ?どこで?誰が?」
ルフレ「今僕が決めたんだ。常識でしょ?夢子、こっちにおいで。そのオオカミから離れるんだ。」
リンク「チッ・・・。」
夢子「よかったールフレ来てくれてありがとう!」
ルフレ「君がなぜ男湯にいたのか、気になるけど触れないでおくよ。
    あと、もうひとつ。」
夢子「何?」






ルフレ「この後、僕の部屋に来てね☆僕も温泉に入ってバッチリ準備するから!」



夢子「え。何…超絶意味不明なんですが。」
ルフレ「フフ♪意味なんていらないでしょ?」
リンク「ケダモノめ…。」
夢子「いや、さっきの貴方も十分ケダモノだったよ?」
ルフレ「よーし、綺麗に洗うぞー☆この後の為に…ね?」
夢子「もうあがる!それに部屋には行かないからね!?」
ルフレ「大丈夫、僕が君の部屋に行くから。」
夢子「ほんと意味不明!」






この後夢子がどうなったかはルフレしか分からない。
因みにリンクは頭にのせてたタオルを悔しそうに噛んでいたそうだ。




【いいね!!】


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