【何よりも愛しい君をゆるやかな鎖でつなぎ止め、広い檻に閉じ込めよう。弐】
※サイコパス&ヤンデレ要素有り。












夢子はアパートの一室に監禁されていた。
手首と足首には重い鎖。
か弱い少女の力ではどうすることもできない。
そこへ彼女を拘束してる本人・リンクがきた。

リンク「夢子さん。調子はどうですか?」
夢子「どうですかって…私の事貴方はどう見えてるの?」
リンク「俺からですか?そうですね、ちょっと退屈してましたか?」
夢子「お願いだからこの拘束解いてくれない…?足が痛いの。」
リンク「嫌です。そしたら貴方が遠い場所へ行ってしまう。
    それに痛いのは全て俺が治しますから。」
夢子「やっぱり貴方異常よ…?なんでこんな風になったの?」
リンク「だって、最初は夢子さんと俺のふたりだけだったのに…
    折角運命の相手に出会ったと思ったのに
    あいつ等が次々と邪魔してきて…
    夢子さんも俺以外を見るし…耐えれなかったんです。」
夢子「だからって5人とも…殺すなんて。」
リンク「仕方がない事なんです。夢子さんと俺の世界に邪魔してくるやつは
    皆この世から消えてしまえばいいんです。」
夢子「ひどい・・・貴方の考えが理解できない。」
リンク「大丈夫ですよ。ゆっくりわかっていけば。
    これからはバラ色の人生送れますから。
    貴女の騎士(ナイト)は俺だけで十分。他にはいらない。」
夢子「私は皆好きだった…。」
リンク「?」
夢子「私はピット君もマルスもアイクもルフレもシュルクも…
      そして貴方の事も…皆好きだった‥‥!」
リンク「今…言いましたね…



   なんで俺以外の名前出すんですか!?」

豹変するリンク。その表情には憎悪が現れている。
夢子は震えた。
夢子「…っ!?」
リンク「皆、皆、皆…って…なんで…俺だけを見てくれないんですか?!
    ほかの奴らなんて夢子さんのこと遊び相手にしかみてないですよ?
    その点俺は本気で貴女の事を思ってる。愛してるんですよ!?
    なのにいつもあいつ等と同等の扱いで…



    俺は、選ばれた人間なんですよ!
            あいつ等とは違う!!!」

夢子「同じスマブラのファイターなのになんでそこまで…」
リンク「あの世界に居た時は別になんとも思ってませんでしたよ。
    ここ…日本に着て、夢子さんに出会って俺は真の愛に気付いたんです。」
夢子「リンク…貴方は素晴らしい人だと思う…でもやってる事は犯罪よ…。」
リンク「どうとでも言ってください。すぐに俺に夢中になるようにしますから。」
夢子「…?一体何を…」

リンクは瓶に入った薬らしきものを持ってきた。
リンク「これは特殊なルートで入手した薬です。
    これを飲めば夢子さんは俺しか見えなくなります。
    心も体も俺のものになります。」
夢子「いや…私はそんなもの飲まない…!」
リンク「ワガママ言っちゃだめですよ?ああ、わかりました。飲みにくいなら



    
    俺が口移しで飲まさせてあげますよ。」


夢子「…!」

リンクは薬と水を口に含むと夢子のアゴを引き寄せた。
そして口移しで薬を夢子の体内へと流し込む。

夢子「…ッハ!ゲホゲホ!」
リンク「吐いちゃダメですよ?まあ吐いたらまた俺が飲ませますが。」
夢子「酷い…!私の…私…」
リンク「嬉しいでしょう?あ、それともファーストキスでしたか?
    それなら俺は最高です。夢子さんも幸せでしょう?」
夢子「もう…こんなのいや…!お願いだから私を解放して…」
リンク「もうあと数分経てば俺の‥俺だけの夢子さんです。
    夢子さん、愛してます。これから永遠に共に過ごしましょうね?」
    

    ずっと、ずっと…ふたりだけの世界で生きましょう。」












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