今日はとある日曜日。
ルフレに誘われてデートをしていた。
今は巷で噂のスイーツの有名な喫茶店に来てる。
夢子はそこで人気ナンバー1のシャインマスカットのパフェを頼んでいた。
ルフレはブラックコーヒーだけ頼んで飲んでいる。
夢子は首をかしげて聞いてみる。





【ポップコーンは塩?バター?キャラメル?いや、弾けるのはそれじゃない。1】







夢子「ルフレは食べないの?」
ルフレ「僕?」
夢子「折角行列に並んだのにコーヒーだけって…損した気分にならない?」
ルフレ「僕は大丈夫。だってほら、夢子から《アーンv》して貰えるから。…ね?」
夢子「はぁ…なるほどね…私のパフェを元々狙ってたのね…」
ルフレ「じゃあ、早速だけど、《アーンv》させて?」
夢子「うう…ちょっと恥ずかしいんだけど。」
ルフレ「早く早く♪」
夢子「わかったわよ…ほら。あーん。」

パクッ…


夢子はルフレに食べかけのパフェをスプーンで掬い食べさせた。
幸せそうな顔をしてルフレは貰ったパフェを食べてる。

ルフレ「んー!格別だね!夢子の愛を感じるよ!」
夢子「私が手作りで作った物ならそういうの解るけど…」
ルフレ「君から貰ったのならば君が作ったの同然だよ。」
夢子「…つくづく変わってるよね、ルフレって。」
ルフレ「そうかな?」
夢子「だって初対面で会った時、貴方…私に何したか…覚えてる?」
ルフレ「ん−。覚えてない。」
夢子「隣に座ってきて肩掴んで抱き寄せたんだよ!?リンクにマウント取って。ほんっと…信じられない…」
ルフレ「そうだっけ?中々やるねー当時の僕。」
夢子「そうだよ?ええ…覚えてないの!?」
ルフレ「まあ、それは運命を感じたからだったんでしょ。もうその頃から僕は君に恋をしてたのさ。」
夢子「またでた…運命理論。」
ルフレ「だってそれしか考えられないだろ?切っても切れない赤い糸さ。」
夢子「プラス思考だね…。」
ルフレ「それより、ここ出たら何所行く?やっぱり僕的には君と堂々とイチャつける場所が良いんだけど。」
夢子「…如何わしい場所はダメだからね?」
ルフレ「エー…?」
夢子「《エー…?》じゃない!!もうほんと、頭の中ピンク色だよね。」
ルフレ「ん?イチャつける場所ってカラオケみたいな個室や観覧車みたいな空間の事指したんだけど?」

夢子「え゙。」

ルフレ「君…何イヤラしい事想像したの…?(ニヤリ)」
夢子「違う!!そんなんじゃないんだからっ!!///」
ルフレ「図星だね…?そんなに僕とそういう感じになりたかったの?」
夢子「違う違う!!///ルフレの馬鹿っ!!」
ルフレ「フフフ…w」
夢子「あー‥‥今のルフレ、アルフレみたい!意地悪!嫌!(プイッ)」
ルフレ「あいつと一緒にされるのは心外だなぁ…僕は優しいから。思いやりもあるし?」
夢子「じゃあ意地悪はしないでよ…?」
ルフレ「でも、最近アイツが何で日頃夢子の事揶揄うか分かる気がするんだよね。
    ちょっと意地悪したら一生懸命顔赤くして涙目で頬っぺた膨らませて必死に抵抗して…そこが可愛いんだよ。君って。」
夢子「わ、私は高校生だよ!?子供みたく言わないでよ!!」
ルフレ「あはは、今だってそうだよ?」
夢子「なっ!!!///」
ルフレ「やっぱ君って可愛いよね。…あ、それと、ちょっと気になる点があるんだけど。」
夢子「変な事じゃないでしょうね?」
ルフレ「変な事っていうか…夢子、今日のコーデ…中々攻めてる感じするんだけど。」
夢子「そう?私は普通に清楚系にしたつもりだけど。」

嘘だ。
彼女は童貞をコロす系の服を着ている。
ハイウエストのミニスカに胸がパツパツのフリルブラウス。
脚はニーソで靴はソール分厚め。
髪はレースで飾られた大き目なリボンをつけて。
完全にコロす系のそれだ。
ルフレは童貞ではないが…目のやりどころに困っていた。
露出は少ないのに夢子の色気が半端ない。

ルフレ「その…外出の時はもう少し抑えた方がいいよ?僕と二人きりなら兎も角…ほら、店とかも入るし。」

目が泳ぐルフレ。
そんな事お構いなしにマスカットを口に入れる夢子。

夢子「…?何で?」
ルフレ「何でって…分らない?」
夢子「だって最近甘い物控えてたんだよ?たまには高級パフェくらい…」
ルフレ「いや、そうじゃなくて。」
夢子「わ、顔にクリーム着いちゃった…」

夢子は頬っぺたに白いクリームをつけてしまった。
それを指で掬い、可愛らしい艶やかな赤い唇で舐める。

ペロペロ…

ルフレ「これは…やばい。///」


夢子「?」


ルフレ(夢子エロすぎでしょ!?何なんだこの娘は!?僕を脳死させようとしてるのか!?)

鼻血出す寸前のルフレ。夢子のエロさに悶絶する。

夢子「ルフレどうしたの?やっぱりお腹空いてきた?」
ルフレ「…食べたい…」
夢子「同じの注文する?それともシフォンケーキとか…タルトもあるよ!」
ルフレ「そっちじゃなくてn(ry」
夢子「???」




と、丁度その時だった。
夢子に悲劇が襲い掛かる。



バチンッ!!!


喫茶店の中で鈍い音が響く。





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