【その服装でこの状況。「甘える」のただ一択しかないでしょう。2】













夢子はルフレの部屋にいた。
いるというか無理矢理連れてこられた身だが。
この状況、かなりヤバイ。


夢子「ねえ、ルフレ。一応聞いていい?
      …どういうつもり?また変な事考えてない?」
ルフレ「僕はいつだって真人間だよ?」
夢子「一番かけ離れてるわよ、それ。」
ルフレ「その恰好の君、好み過ぎて…ついお持ち帰りしちゃった。」
夢子「これはルキナさんたちが勝手に…。」
ルフレ「ご奉仕してくれるんでしょ?」
夢子「え。」
ルフレ「ご主人様って言って?」
夢子「…嫌よ!なんでそんな…。」
ルフレ「このまま食べちゃってもいいんだよ?」
夢子「酷い!脅すの!?」
ルフレ「脅してはいないよ、僕は紳士だからね!君の意志を尊重するつもり。」
夢子(なんか矛盾してない?この人。)
ルフレ「さあさあ!」
ルフレの目が輝いている。
折れてしまう夢子。そして言った。

夢子「おかえりなさい、ご主人様…。」


ルフレ「…ヤバイ、これが萌えっていうやつか…!!!日本人最高すぎる…!ザ・KAWAIIの文化!」
夢子「ねぇ、もういいでしょ?部屋から出るよ?」
ルフレ「待って、まだしてない事あるでしょ?」
夢子「…。」
ルフレがソファーに座って手招きする。
ルフレ「変な事はしないから僕の隣に来て?」
夢子「絶対やばいやつ。」
ルフレ「大丈夫大丈夫!まだ、ね。」
夢子はルフレの隣に座った。
夢子「ほ、ほんとに何もしないでよ!?したら怒るからね!?」
ルフレ「大丈夫、君の怒った顔も好きだから。
    それにしてもなんで僕の好みドンピシャなメイド服着てるの?
    もう誘ってるようにしか見えないんだけど。」
夢子「最後との一言が余計だけど…
      これはルキナさんとカムイさんが私にプレゼントしてくれたの。」
ルフレ「ふーん、あの二人と仲良く慣れそうな気がするなー。」
夢子「変なとこで共感するのね…。」
ルフレ「ねね、ご奉仕して?」
夢子「なっ…!///」
ルフレ「変な事じゃなくて、…そうだな、耳かきとかどう!?」
夢子「鼓膜破くよ?」
ルフレ「だいじょーぶ!君はそんなに手荒じゃないでしょ?
 それに君が僕にそんな荒々しい事しないってわかってるし!
    じゃあ早速君の太もも借りるね!」


ルフレは夢子の太ももに寝る。
・・・完全に膝枕だ。
夢子は相変わらず顔を真っ赤にしているが
一応ルフレに耳かきをしてみる。
ルフレは幸せそうな顔をしている。
夢子もなんだかこのひと時が幸せに感じた。
争いも何も考えないで凄く平和な時間。
私たちにはそれが欠けていたのかもしれない。


ルフレは言う。
ルフレ「この平和な時間がいつまでも続いて欲しいよね。」
夢子「アハハ、私も同じこと考えてたかも。」
ルフレ「これから先どんな強大な敵が待ち構えてるかわからない。
    だから1日1日の君と過ごせるこの時間が僕には幸福で。
    …僕だって怖いものあるんだ。」
夢子「私も出来るならずっとこうしていたいな。」
ルフレ「夢子、ごめんね。無理矢理この世界に呼んでしまって。」
夢子「ルフレ・・・?」
ルフレ「僕は嬉しいんだ。君とまだ一緒に居られる事。
    でも、君はどう?君の本音が知りたい。」
夢子「私は後悔なんてしてない。この世界も貴方も皆も素敵よ?」
ルフレ「ほんと!?」
夢子「ええ!全部まとめて大好き!世界がこんなに広いだなんて知らなかったもの。」
ルフレ「じゃあこれからも僕と一緒にいてね?嫌だと言っても離さないから!」
夢子「あはは、貴方はブレないわね。」
ルフレ「それにしても夢子、君の太もも柔らかくて石鹸のいい香りがして‥。」
ルフレが起き上がって夢子を押し倒す。
夢子「え。」
ルフレ「今は朝だけど僕色々やばいかも。今日はレディーファーストじゃなくてもよい?」
夢子「なっ///」
ルフレ「僕に真のご奉仕してよー☆勿論エッチな意味で!フフ、こういうプレイしたかったんだ!」
夢子「ええええ!!結局そうなるの??!!///」
ルフレ「ルキナとカムイに感謝しちゃうなー!じゃあ、始めよう?(黒い笑み)」
夢子「ヒイイ…このケダモノ!!」






夢子がルフレにご奉仕(謎)している間、黒幕(?)なルキナとカムイはティータイムをしていた。




ルキナ「フフ…あのふたり、今頃どうなってますかね?」
カムイ「さぁ‥★きっと楽しんでるのでしょうね!人の恋愛ってやっぱり良いですね!」




【いいね!!】



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