【その服装でこの状況。「甘える」のただ一択しかないでしょう。1】


今日は城直属の服の仕立て屋が来る日。
ルキナとカムイは何か特別な服を用意してるらしく。
ふたりの部屋に夢子を呼ぶ。


夢子「どうしたの?二人とも。」
ルキナ「ついに…出来たんです。」
夢子「‥?何が?」
カムイ「メイド服ですよ!メイド服!」
夢子「ええ、なんでそんなものを?」
ルキナ「決まってるじゃないですか!」
カムイ「夢子さんに着せたかったのですよ!」
夢子「ええ!わ、私!?これまたなんで?
      二人のほうが絶対似合うよー!?」
ルキナ「私、実は小さい頃着せ替え人形にハマってて、
    今じゃそんな機会ないでしょう?
    だから夢子さんに来てもらいたいのです!」
カムイ「要するに私たち二人の願望です。欲望って言っても良いかも?」
夢子「えぇ…。」
ルキナ「大丈夫、スリーサイズは把握してますから。」
カムイ「サイズぴったりに設計してますからね!ウフフ。」
夢子「私に拒否権は…」


ルキナ・カムイ「「無いと思ってくださっていいですよ。(ニヤリ)」」
夢子「ヒイイ・・・・!!!」





数分後。夢子は着替えた。
夢子「これは…着る前から大体予想付いたけど…
      メイド喫茶的なメイド服じゃん!!」
ルキナ「わぁ…やっぱり似合ってますねー!我ながら大成功。
    日本でメイド喫茶行ったかいありました!」
カムイ「夢子さん素敵です!」
夢子「二人共なかなかこっちの世界に転移してこないと思ったら
     秋〇原にでも行ってたの?」
ルキナ「お察しの通りです。」
カムイ「ちょっと値段は張るけど楽しい場所でしたね♪」
夢子「でもこの服…スカートがかなり短い…。」
ルキナ「たまにはパンチラもいいんじゃないでしょうか?」
カムイ「私としては軍師の考えたあのローブのほうがよっぽど際どいと思いますよ?」
夢子「うう・・・///」
ルキナ「さあ、その姿をあのオス共に見せつけてやりましょう!」
夢子「え。」
カムイ「この間のドレスの時も凄かったですよね!またかき回しましょう!楽しいですね♪」
夢子「ええええ!?」
夢子はルキナとカムイに引っ張られていく。
そして部屋を出た時、一番遭遇してなはならない存在にバッタリ会ってしまう。

ルフレだ。


彼が丁度部屋の前を通りかかった時にルキナとカムイに連れられる夢子を見かけてしまう。


ルフレ「あ。」
ルキナ「軍師、おはようございます。朝からお早いですね。」
カムイ「フフ、これも夢子さんとの赤い糸ですかね?」
ルフレ「なになに、夢子が何かあったの?」
ルフレ「彼女ならここにいますよ。さ、ボーイフレンドに見せつけちゃって!?」

夢子は顔を真っ赤にして言う。
夢子「ぼ…ボーイフレンドじゃないもん!」
ルフレ「夢子…その恰好は…。」
夢子「もー恥ずかしすぎる!私着替えてくるー!」
夢子が部屋に戻ろうとするとルフレは夢子の手首を掴む。
夢子「え。」
そして勢いよく自分の元へ引き寄せるとお姫様抱っこをする。
ルキナ「あらあら・・・。」
カムイ「こういう展開も悪くないですわね。」
夢子「ちょ、二人とも助けて!ルフレも降ろしてよー!」
ルフレ「嫌だ☆」


ルフレはそのまま夢子を自分の部屋へと連れて行く。
ルキナとカムイの微笑みが悪魔の笑みに見えた夢子だった。





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