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【君の心、手に入らないのなら…僕が壊してあげる。】※ヤンデレサイコパス要素有。
檻の中にいる夢子と檻の外にいるアルフレ。
両者はにらみ合う。アルフレは黒い笑みで笑っているが…
アルフレは切り出す。
アルフレ「ねえ、もう諦めてよ。君はここで僕のモノになるんだ。
これ以上抵抗しても体力の無駄だよ?」
夢子「まだよ…まだ…」
アルフレ「じゃあ、良い事教えてあげるよ。
黒は任務があるって教えたでしょ?
その任務はね・・・
ー・・・君たちの城に火を放つことなんだ。」
夢子「え…!?」
アルフレ「フフ、今頃城は真っ赤に燃えて崩れてるだろう。
君たちの仲間もまさかこんな手荒な事を僕らがするとは思ってないだろね?
普段からザル警備な城さ、こちらが本気を出せばすぐ落とせる…。」
夢子「嘘よ…そんなの嘘でしょ!?私の動揺誘うための罠でしょ!?ねえ、そうだと言って!?」
アルフレ「悪いけど全部ほんとの事だよ。」
夢子「そんな…皆が…」
アルフレ「ようやく立場理解したかい?」
夢子「ううっ…私の花なんて摘まずにいれば皆と一緒に…」
アルフレ「どっちにしろ君は死ねない。死なせない。
こちらの目的だからね。」
夢子「ウウ・・・。」
アルフレ「大丈夫、これからは僕が可愛がってあげる。
あっちの世界のルフレなんかより君の事愛してあげるよ。
生気が無くなって枯れ果てるまで―・・・」
夢子「…。」
アルフレ「さっきまでの威勢無くなったね。」
夢子「ルフレ‥。」
アルフレ「ん?」
夢子「私が好きなのはルフレだけよ!その事実はずっと変わらない!
いいえ、永遠に変えさやしない・・・・!
夢子の荒々しい声が洞窟に響く。
夢子は涙で濡れた瞳でアルフレを睨みつける。
アルフレ「…そうか、君の心の中にはあいつが巣くってるのか。
僕がどんな優しい言葉言っても無駄なんだね。
…そうか、そうか…ならばすることは一つしかないね。」
夢子「何をする気…?」
アルフレ「今から君の帰るはずだった場所に行ってルフレの死体持ってきてあげるよ。」
夢子「!!!」
アルフレ「炎で焼け死んだのならきっと丸焦げだろねぇ…
それとも黒にメッタ斬りにされてグチャグチャかな?」
夢子「やめて…そんな事怖い事…言わないで…」
アルフレ「きっと表情も形も分からないほどだろね。フフフ。」
夢子「やめて…」
アルフレ「ああ、首だけ持ってきても良いか。昔の人は敵の武将の頭持つしね。」
夢子「やめてよ!!!」
夢子は泣き崩れる。
メンタルは破壊されてしまった。
夢子「ヤメテ・・・ヤメテ・・イヤダ…ヤメテ‥」
アルフレ「じゃあ、これからは僕のいう事聞いてね?
君は僕の奴隷だ。泣いて鳴いて啼いて…その可愛らしい声で叫んでみせて?」
夢子「分かった…」
アルフレ「フフ、ここまで堕ちたらもう僕の自由だ。
君はもう壊れかけている。
君の生命線は僕が握ってるんだ。」
アルフレは一人笑っていた。
洞窟にアルフレの笑い声と夢子のすすり泣く声だけが響く。
アルフレ「ま、城に火を放つとかルフレが死ぬとか…全部僕が作ったデタラメ【嘘】なんだけどね。
今本当にあれが死んだら後々僕が困るし。
どっちにしろ、もう君にはこの言葉も聞こえないだろ?フフ…
堕ちるとこまで堕ちるんだ。どん底よりも下に。ね、夢子。」
夢子の未来は閉ざされてしまった。
これから痛みと苦しい悦びしかない必然へとしか道は続いてない。
彼女は救われない。
救われるとしたら、その命が尽きる時だろう。
〜bad end〜
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