ねぇ
早く
俺を
助けて?
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カタンッ
背後で音がする。
その音で
俺は
救われる。
「………お前何やってんだ?」
「………早く助けろバカヤロー……」
「は?助けろって、どっか具合でも悪いのかよ」
俺の助けろという言葉を聞いて慌てて近寄ってくる
それだけで俺の体は今まで息苦しかったのが
嘘のように心地よい気持ちで満たされる
「窒息で死ぬとこだったんでさァ…」
「は?窒息って…」
「アンタは、わかんなくていい。」
「もっとわけわかんねーよ……」
そう、
アンタは、
知らなくていい。
俺は
アンタっていう酸素がなきゃ
死んでしまう。
それくらい
アンタが、
好き。
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