報告とか取り留めのない一言。
▼14/06/01(04:52) |
かすれていくもの 朝と夜の狭間。 美しい、とひとりごちた声が澄んだ空気に溶けて機体を包む。スペリオンは堪らず破顔した。底冷えする夜に兄と二人で見上げた星空の、あの、機体の芯から透き通っていくような鋭さを思い切り取り込み、くすくすと囁き混じりの笑い声と共に吐き出した日々が歳月によって薄れていく、たしかにそこにあったはずのものが消えていく感覚をふと思い出して、特に理由などという大層なものはないのだけれど、ふと、無性にオーバードライブと星を見たくなった。 今、自分が生きているこの時代の星を。 |