Episode1【Into the Depth】


【1-1】

(オープニングムービー)

PM6:00……地中海海上

タグボートの中、手にしたハンドガンを見詰めるジル。

パーカー「ジル。」

パーカーに呼ばれ、ジルは顔を上げる。

タグボートは一隻の巨大な船に近付いていく。

ジル「大きい……」

パーカー「クイーンゼノビア。…見るからにゴーストシップだな。」

ジル「周囲を回って侵入ポイントを探すわ。」


ワイヤーを使いゼノビアに乗り込むジルとパーカー。


ジル「クリスとジェシカが行方不明になって94分が経過。」

パーカー「通信リンクが最後に確認された位置から推測すると……」

ジル「この船の何処かに二人はいる。」



(オープニングムービー終了)


[目的……クリス達を捜索する。]


乗り込んだ地点から少し進むと船が大きく揺れ、二人はたたらを踏む。
船に取り付けられた大きな鐘が不気味に鳴り響く。

パーカー「ジル、大丈夫か?」

(鍵を破壊して船の内部へ)

パーカー「…酷い臭いだ。」

ジル「放置されて随分たつみたいね。」


《換気扇から出てる船員の死体を調べる》
ジル「船員の死体…?一体ここで何があったの。」
(二回目以降は「何故換気扇から死体が?」)


《ドラム缶脇の死体を調べる》
ジル「腐敗が酷いわ。」
(二回目以降は「死んでから随分たつようね。」)



(扉を開けて廊下へ出る)


パーカー「無人の船内に不気味な気配か…。まさにゴーストシップだぜ。」
(扉を開けて先へ)

荷物棚の向こうを人影(?)らしき何かが横切る。

ジル「誰…!?」

パーカー「どうしたジル。」

ジル「この船…何かがいる。」


《ダクトから滴る謎の液体を調べる》
ジル「ただの水じゃないわ。まるで何かの体液…。」
(二回目以降は「粘ついていて気持ち悪い…」)


(扉を開けて先へ)


段差を降りようとすると頭上のダクトを何かが走り抜けていくような大きな物音。
そのダクトの先からは真っ赤な血が滴り落ちてきている。


《血を調べる》

ジル「ダクトから血が…!?」

突如ダクトの中から死体が出てくる。
死体は右腕が不自然に膨らんでいる。
そしてまたダクトを走り抜けていくような大きな物音。


《出現した死体を調べる》
ジル「この腕の変異…見た事のない形をしている。」


《エレベーターを調べる》
ジル「電源が落ちてる…。エレベーターは使えなさそうね。」
(二回目以降は「動かないわ…」)



(扉を開けて先へ)

自販機に近付くと付近の配電盤が外れネズミが3匹走り出てくる。

《配電盤を調べる》
ジル「ショートしてるわね。」
(二回目以降は「配電盤は壊れてしまってるわね。」)



《自販機を調べる》
ジル「ここの電源は生きている様ね。」
(二回目以降は「ここの電源は生きているわ。」)


(扉を開けて先へ)


《調理台の死体を調べる》
ジル「惨いわ。顔が潰されている。」
(二回目以降は「酷い殺され方だわ…」)


《扉を調べる》
「向こう側から鍵がかけられている。」


時間経過で。

パーカー「なぁジル。こいつを見ろ」

パーカーが排水溝を示す。


《排水溝を調べる》
ジル「パーカー、手を貸して」
パーカー「ああ分かった。」


【ムービー開始】

パーカーは排水溝の蓋を持ち上げる。
ジルは排水溝の汚物の中をジェネシスで調べる。
汚物の中に何かの反応。形状的には拳銃と思われる。

ジル「何かある。…銃かしら。」

パーカー「どうする?」

ジル「任せて。」

身を屈め、ジルは汚物の中に手を突っ込む。
そして視点はその様子をダクトから見ている《第三者》の視点へと移る。
そして再び通常のカメラ視点へ。

耐えがたい汚物の悪臭に咳き込むパーカー。
汚物を探り続けたジルはついに目的の物を探り出す。

それは予想通りに拳銃だった。
ただし、それを握る誰かの手首から先も共に出てきたが。

パーカー「クリスのじゃないよな?」


怪しい息遣いが(プレイヤーに)聴こえ始める。
真っ赤に汚濁した視界へと切り替わり、それはジルの背後を捉えている。

異変に気付き振り返ったジルの目の前にいたのは、見たこともない人型の異形だった。


(ムービー終了)


ウーズとの戦闘。(強制)

倒すと再びムービー開始。


(ムービー開始)

倒したウーズに警戒しながら近付くジルとパーカー。

パーカー「……あの船員達を襲ったのも…。」

ジル「…嫌な予感がする。何処なの、クリス…。」


(ムービー終了)


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