【ファイル集】(0)


『第一次調査隊員のメモ』

施設内をチェック中だが、薬品のいくつかは生き 残っていた。
全て貯蔵タンクに保管されていた事が幸いしたよ うだ。

調査を始めたばかりで、詳しい内容は明らかでは ないが、 これら数種類の薬品は、特定の組合せにより変化 する事がわかっている。

なお、薬品の配置は分散している。
これは事故対策というよりも、単に管理体制に問 題があったようだ。
今後、施設を再生するにあたって、 これら薬品の処分の仕方を考えておく必要があり そうだ。

(メモの裏側に走り書きがある。)

赤+青=硫酸 緑+赤=剥離剤




『幹部候補社員心得』

養成所の設立目的

ここは我がアンブレラの明日を担う人物を育てる ための養成機関である。
当施設は、年齢・人種・国籍を問わず、優秀な研 究を完成させた者だけを 全世界のアンブレラのリーダーとして送り出して きた。
諸君らにも、同様にリーダーシップを発揮する日 が来る事を期待している。

養成所方針「規律・服従・忠誠」

この三つの言葉は、アンブレラ全社員に対する指 針であり、 当施設における「法」でもある。
この言葉を常に心に刻み込み、研究に身を捧げて こそ、 諸君らは大いなる栄光を勝ち取る事ができるのだ 。

アンブレラ幹部養成所所長

ジェームス・マーカス




『所員への通達』

(かなり古いものだ。文字は大半がかすれている。 )

ワクチン研究班、並びに汚染物質処理班に対し、 所内定例会議を召集する。
なお、両会議ともに機密レベル5に区分されるた め、いつも通り、

1F西 作戦司令室 2F南東 会議室

を使用されたし。

今回の開錠コードは “8時15分” と、する。

以上。




『詩の一節』

月は地球に服従し

地球は太陽に忠誠を誓い

太陽は大いなる規律で全てを支配する

是こそ 全ての礎

栄光への指標

全てを我が手に いざ 天空の扉は開かれん




『マーカスの日誌1』

12月4日
我々はついに発見した…。
この新しいウィルスを! 我々は、この新しい発見に対し、『始祖』と名付 けた。
一刻も早く持ち帰り、詳しい調査を始めたいもの だ。


3月23日
相棒のスペンサーが、「会社を興す」と言い出し た。
まあ、私は「始祖」の研究さえできれば、どうだ って構わない。
……好きにやらせておくさ。


8月19日
スペンサーが、養成所を設立するから私にそこの 所長をやれと言い出した。
事業のためだか、なんだか知らんがヤツもうるさ くなってきたものだ。
だが、これは逆に利用できるかもしれん。
この謎多きウィルスを研究するには特別な場所が 必要だ。
誰にも邪魔されない特別な場所が…。


11月30日
スペンサーのヤツ…今日も私に文句を言ってきた。
「始祖」を単なる利を生むための道具としか考え られんとは、愚か者の極みだ。
だが、このままヤツの発言力が強くなっていくの は、 研究を続ける上でも非常に具合が悪い。
なんとしても『始祖』の実用化にこぎつけ、私の 研究を確たるものにしなければ…。


9月19日
ようやくたどり着いた…。
「始祖」をベースとした新種ウィルスの開発に目 処が立ったのだ。
様々な実験の結果、ヒルのDNAと組み合わせた ことが決め手となった。
これが初の「t」成功例となるだろう。
「始祖」 品種改良の第一号だ。


10月23日
駄目だ!モルモットを使った実験では、これ以上 の進展は望めない。
哺乳類、やはり人間を素体に用いねば研究は いつまでも次の段階に移らず、足踏みを続けるの だ……。


11月15日
所内の一部に私の実験に感づいた者がいるようだ 。
…しかし、気にする事もなかろう。
邪魔になるようなら、私の実験を“手伝って”もらう までの事だ。


1月13日
とうとう完成した。私のかわいいヒルたちが!
下らん生き方をしているヤツらには、この充実感 は理解できまい。
これで、やっとスペンサーを黙らせる事ができる 。
この私が全てを支配するのだ…。


1月31日
私の部屋の秘密を守る仕掛けが作動した形跡があ った。
何者かが「t」を狙って進入したらしい。
バカな ヤツだ。 スペンサーが飼っている連中の仕業だろう。


2月11日
先日に引き続き、秘密研究所への入り口を探られ た形跡が見つかった。
ヤツがそのつもりなら、相応の処置を考えねばな るまい。

差し当たり、ウィリアムとアルバートにイヌをい ぶり出させるか…。
かわいいヒルたち以外に信用できるのはあの二人 くらいだ。
スペンサー…このままでは済まさん。



『B.O.Wに関するレポート』

これまでの研究で、始祖ウィルスを生物に直接投 与しても、 急激な細胞変化は元の組織を破壊するだけでなく 、 兵器としてのコントロール面においても、最適な 方法ではないことが判明した。
やはり細胞レベルでの融合を行い、その上で生物 として成長させる必要がある。
私は成果を見るためにいくつかの実験を行った。 これはそのレポートである。

「虫」
この太古から生き続けている生命体は 半ば進化の袋小路に達しているのか、始祖ウィル スを投与しても、 莫大なエネルギーによる巨大化や攻撃性の向上と いった変化しか確認できない。
現状、これらをB.O.W.として、実用化することは 非常に難しい。

「両生類」
カエルに始祖ウィルスを投与した結果、ジャンプ 力と舌が異様に発達した。
しかし、知性という面では全く変化がみられない 。
というより、捕食性が強すぎるのか、動くものは 何でも食おうとしてしまう。
B.O.W.としての限界が見られる。

「哺乳類」
サルの細胞に、始祖ウィルスを組み込み、その遺 伝子をサルの受精卵に加えた。
結果、生まれた個体は攻撃性の向上と、ある程度 の知能の発達が見られるようになった。 (副作用のせいか、視力の低下とそれを補う聴力の 発達も見られた。)

だが、兵器としてはまだ不十分である。
やはり人間をベースとしなければ、これ以上の発 展は望めないだろう。




『マーカスの日誌2』

(このページだけ破り取られたものだ。)

万が一の事を考え、 特殊な処理を施したカプセルに私の「子供」を封 じ込める事にした。
このカプセルは、私が持つよりも、あの場所へ隠 した方が安全だ。

“木の葉を隠すなら森”だ。

カプセルを開けるには特殊な剥離剤が必要だが、 スペンサーの飼い犬にその生成法までは分かるま い…。




『古びた写真』

(写真の裏に何か書いてある。)

ジェームスへ

“1939年 卒業の記念に”




『ヒルの育成記録』

1978年2月3日

実験体のヒル4匹へ「始祖」を投与開始。 生存のための寄生と捕食、そして繁殖。 その全てを本能で繰り返すヒルは生物兵器として 最適であると考えられたからだ。 ヒルたちはしばらく苦しむようにのた打ち回って いたが、間もなく沈静化した。 以後は、しばらく目立った変化無し。

1978年2月10日

投与開始から7日間。 全長が二倍までに肥大化し、変態の兆しが見える 。 産卵も無事に終え、最初の倍の数まで一時増えた が、 異常な食欲のおかげで共食いを始めてしまった。 急いでエサを調達するが、2体を失ってしまった 。

1978年3月7日

エサを生きたまま与えることにするが 半数が逆にエサに攻撃され、失われてしまった。 しかし、それを学習したヒルたちの攻撃パターン は 次第に単体ベースから群体ベースへと移行する様 子を見せ始めた。 これを境に共食いもしなくなった。予想を越えた 、素晴らしい進化ぶりだ。

1978年4月22日

ヒルたちは捕食の時以外も個体での行動を止め、 常にある程度まとまった集団として行動を取るよ うになる。 与えるエサにも、驚くほど効率的に攻撃するよう になった。

1978年4月30日

所員の一人に実験の事を感づかれてしまったよう だ。 “エサ”が人間になったら?ヒルたちの反応はどうだ ろうか?

1978年6月3日

今日は素晴らしい記念日となった。彼らが私の姿 の擬態を始めたのだ! 私を親として認識しているのか…。かわいい子供 たち。 もう誰にも渡しはしない…。




『副所長の日誌』

9月2日

いつもながら、使いものになるヤツが少ない。 本社の連中め、幹部候補の選定基準をどこに設け ているんだ? まあ、今回はマトモそうなヤツが二人もいただけ 良しとするか…。 ウィリアムにアルバート。この二人は期待が持て そうだ。

9月25日

学者肌のウィルに実践派のアル。この二人は実に 対照的だ。 しかも、何かにつけてライバル意識を剥き出しに する。 共通点と言えば、目の奥に言い知れぬ非情さを秘 めているところか…。

10月7日

所長から突然呼び出しを受けた。 何事かと思えば、「あの二人を徹底的に張り合わ せろ」との事だった。 あのマーカス所長が研究以外、それも人間に対し て、そこまで興味を示すとは。 この養成所創設以来の大事件だ。 まあ、ご命令とあらば、徹底的にやるさ。いがみ 合うくらいにな。




『電源調整装置について』

先日の落雷により、装置が故障したままになって いる。 まあ、そこの電源を回復させる事はないと思うが 、 マズい事にボイラー室の動力供給と制御もその装 置を経由して行われているらしい。 あの部屋の設備も調子が悪いから場合によっては 、 この先も頻繁に調整してもらう事になるだろう。

その部屋から出たければ、針をとっとと70に合 わせる事だ。 鎖が外れているヤツがいないか、その前に調べる ようにな。




『幹部候補社員の日記』

マーカス所長の没頭している研究、 そしてあのヒルどもに注ぐ異常な執着は何だ?い や… 執着というより、愛情のようにさえ思える。

ウワサによると、あのヒルどもはかなりヤバいら しい。 事実、その一匹に接触されたデニスが熱を出して ぶっ倒れちまった。 今日もだ…扉の向こうから、体をかきむしっては うめくこえが きこえてくる

「触らぬ にたたりなし」だ。 おれ 絶対にヤツらにちか寄らない。 せかく所長にごしめいされたッてのにデニスのよ うになるのはゴメンだ。

ちくしょうでにすのやつ

またかきむしってる。 こっちまでかゆ なるう

ぜん ぜ やるき お きない でにすも かく やめちゃ た

おなか すいた

たすけ て

まま




『研究所管理人の日記』

今日、マーカス所長に頼まれてプラットホーム入 り口のパスワードを変更した。 その後で、所長にパスワードの由来を聞いてみた 。 なんでも自分の子供の成長記録から取ってきたそ うだ。 しかし、所長は大の人間不信で子供はもちろん、 結婚だってしていないはず・・・。

どういうことだ?




バッテリー液について』

バッテリー液

バッテリーに使用される液体は、硫酸と水を混合 した希硫酸です。 いずれも純度の高いものが必要です。 バッテリー液の比重は、一般にバッテリーが完全 放電状態にある時に、 20℃において1.280±0.010のものが使用 されています。

バッテリー液の純度

バッテリー用希硫酸には、 他から不純物が入らないように注意しましょう。




『調査命令書』

(血で汚れて、読めない部分がある。)

ラクーンシティから北 8マイルのアークレイ山 中に、 年前に閉鎖され 我が社の幹部養成所があ 。 現在、その施設再利用を目的とした事前調査が行 われ いる。 すでに第一班が現地入りして調査を開始し いる が、 君のチーム 手助け もらいたい。 なお、以降の指示は、ウィリ ム・バーキ とア ・ ー

(・・・後のページは破れてしまっている。)




『更正施設収容者名簿』

・ マシューズ・K 死亡、廃棄処分
・ ミッジ・D 死亡、廃棄処分
・ キース・W 標本化
・ サベージ・C 研究施設へ移送
・ ミシェル・F 研究施設へ移送
・ ロイス・M 研究施設へ移送
・ デビッド・A 標本化
・ クラーク・S 研究施設へ移送
・ エレーナ・J 研究施設へ移送
・ ケリー・T アークレイ研究所へ移送
・ テレンス・O 死亡、廃棄処分
・ ケイト・A アークレイ研究所へ移送
・ ジェリー・O 死亡、廃棄処分
・ スコット・S 研究施設へ移送
・ ロバート・A 研究施設へ移送

(移送済みの者は、登録抹消の事。)




『調査隊員のメモ1』

スペンサー会長と共に、アンブレラの礎を築いた とされるマーカス博士。 彼が突然、姿を消してから10年が経過したが、そ の研究成果はこれまで、 不自然な程、公にされていなかった。

しかしその理由は、マーカス博士が初代所長を務 めたこの幹部養成所、 …いや、その表の顔に隠された地下施設へ足を踏 み入れると同時に理解できた。

「始祖」と呼ばれたt-ウィルスの原型、 その研究のためには社員さえもただのモルモット としか扱わなかった非常な爪痕が、 年月を経た今も至る所にはっきりと残されていた からだ。

実験台となった者の数も定かではないが 回収した資料から考えても、20名は下らない。 中にはアンブレラの実態を知る前に、闇に消され ていった者もいた事だろう。

博士の消息は不明なままだが、 今日のアンブレラの急速な発展を考えると今もま だどこかで 研究を続行しているような気がしてならない…。

いや…博士が残した研究だけは、闇の中で確実に 成長を続けていたようだ。 現にその“成果”の一部と思われるヤツらが、 この施設を取りか

(メモはここで途切れている・・・。)




『調査隊員のメモ2』

オンボロ施設の調査で終わりのはずが、 ここまでハデにドンパチを繰り返す事になろうと は、 出発前に誰が予想できただろう?

襲われた化け物についても、 出発前の極秘ブリーフィングで何も説明もなかっ た点から、 おエラ方にも今回の件はまったくの予想外だった に違いない。 森の生物たちが、突然人間を襲い始めた行動の裏 には、 誰かが意図的に、そして計画的にウィルスをまき 散らしたとしか思えないからだ。

ガードの兵士達はともかく、 同行のセンセイ連中は何人が生き残っているのか …。 いや、今はもうそんな心配をする必要もないだろ う…。

今のオレに必要なのは、残された最後の弾丸を自 分自身に使うか、 目の前の相棒に使ってやるか…その決断だけだ。




『乗客の日記』

7月14日

今日、上司から指示があった。 アークレイ山中の研究所跡の調査が必要になり、 我々が担当する事になったらしい。 移動は二班に分かれ、先発隊は遺棄実験体や廃棄 物の調査を始めているそうだ。

7月16日

残念なのは、この調査のために、試作B.O.W.「ty pe-y139」の研究を、 一時的にでも中断せざるを得なくなった事だ。 「type-y139」もそうだが・・・ 甲殻類のt-ウィルスに対する反応は未知の部分も 数多く残されており、 研究対象として、実に興味深い。極少量の「t」の 投与でも、 種類や育成環境によっては、 全身の著しい硬質・巨大化、体内毒素の異常繁殖 、知能の発達など、 うまく制御すれば兵器として成立しうる変態要素 を兼ね備えているのだ。 だが、急激な甲殻の発達は、同時に強度の低下と いう問題も引き起こす。 特定の部位については、意外な程に弱くなってし まうのだ。 その部位が、頭部の外殻だという事も、大きな問 題と言える。

目的地の研究所でも、同種の研究を行っていたの だろうか? 研究データやサンプルなど、以後の実験のヒント になりそうなものがあれば良いのだが。

7月19日

予定の日が近づくにつれて、不安が増す……。 ラクーンシティのTVや新聞は、 連日のように郊外で発生している猟奇殺人事件を 報道しているらしい。 まさかとは思うが、ウィルスが?

だとすれば・・・。 いや・・・、今は考えてもしかたがない。 調査を予定通りに進められるよう、準備に専念し よう。




『ゲート開閉マニュアル』

非常時にヘリポートの開放を行う場合、以下の操 作を行ってください。

ロックの解除

室内にある4つのロック解除装置を定められた順 番で操作します。

1:南西側 2:北西側 3:南東側 4:西側

それぞれの装置のハンドルを回す事でゲートのロ ックが解除されます。




マイクロフィルムの画像

マイクロフィルムAとBが重なって出来た画像だ 。 集会所の座席に、文字が重なっている。




『車掌のメモ』

運転室に通じるカードキーは、例のカバンに入れ て保管してある。 そう、私ともう一人が持っているカギがないと開 かないという、いまいましいアレだ。 だが困った事に、私はそのカギをどこかで落とし てしまったらしい。 普通のカギであれば、すぐに誰かが届けてくれそ うだが、 あれはモノがモノだけに不安でしかたない。 私も探すが、もし先に見つけたら相棒にでも渡し ておいてくれ。

よろしく頼む。




『フックショット取扱説明書』

−注意−

このフックショットは、特殊編成車両の整備時な ど、 屋根の点検が困難である場合のみ、使用が許可さ れています。 使用後は必ず元の位置に戻すようにしてください 。

使用の手順

1.使用場所について

三両目1F後部ドア脇の小窓外に、ハシゴが設置 されています。 このハシゴの高い位置にフックが掛かるようにし 射出してください。

2.ワイヤーの巻取りと上昇

フックを固定後、リールを作動させて身体を持ち 上げます。

※このフックショットは一人用です。80kg以 上の荷重は、破損の恐れがあります。 注意してください。




『管理責任者への指示書』

管理責任者は厨房室での業務終了後、 全作業員の退室を確認してから自動ドアの電源を 切っておく事。 自動ドアにも電力を供給している主電源装置は、 五両目の屋根部分に設置されている。点検は車庫 への入庫後に必ず行う事。 点検は停止後、2F食堂後部に設置されたハシゴを 使用する事。

アンブレラ 設備管理部




『ブレーキ操作マニュアル』

−ブレーキ制御装置の使用について−

ブレーキ制御装置を使用するためには、以下の3 つの操作が必要です。

「LEVEL1.装置の起動」

ブレーキ制御装置は、車内の以下の場所に設置さ れています。

・一両目運転室 ・五両目後部デッキ

起動する場合は、専用磁気カードを後部デッキ側 の装置に使用します。 この段階で運転室と後部デッキ両方の電源が入り ます。

「LEVEL2.後部デッキコード入力」

後部デッキ側装置にコードを入力し、ロックを解 除します。 入力が終了すると、運転室でのコード入力が可能 になります。

「LEVEL3.運転室コード入力」

運転室側装置にコードを入力して、ロックを解除 します。

以上を終了させると、手動ブレーキが使用可能に なります。




『移送指示書』

囚人名 :ビリー・コーエン
:認識番号D -1036
:元海兵隊少尉
年齢 :26
身長 :181cm
体重 :74.2kg
移送先 :レガソン基地

第一級殺人罪にて起訴 0703付軍法会議において死刑判決。 移送終了後、直ちに刑を執行されたし

ダネル海兵隊基地指令 サミュエル・リーガン




『処理場管理人の記録』

5月10日

まったく…! なんでここに、一般の産業廃棄物まで流れ込んで くるんだ? もともとアンブレラ専用だってのに。 こんな量を全て処理しろってのがそもそもムチャ な話だ。 その上、あちこちで処理しきれなかった汚染物質 の流出も始まってる。 もうどうしようもないぞ。

7月24日

とうとう、閉鎖が決まっちまった。 ま、これだけデタラメな使い方してりゃ当然か。 それにしても…えらく急に話が決まったもんだ。 いままでシカトを決め込んでたくせに。 まぁ、ここを離れられるんだったらどうでもいい 事だがな。




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