カーニヴァルで壁ドン〜花礫受け編pert1〜


與花

貳號艇某所

「花礫くーん!!」
「うぜぇ。寄ってくんな」

與儀が花礫を発見し、いつものように全速力で駆けつける。
しかし、花礫は適当にあしらい、相手にしない。

ドンッ

そこで、與儀は壁へ手を付き花礫を壁へ追いやり、耳元で妖しく囁いた。

「そんなこと言って良いのかな?俺、手加減出来ないよ?」
「うっせーよ」

しかし、花礫には通用せず。

バキッ


結果:壁に追いやることは成功するが、花礫の蹴りにより返り討ちに遭う。







平花

貳號艇の平門の部屋へ呼び出された花礫。
不機嫌ながらも、彼の元へ向かった。

「おいっ。来たぞ、何のようだ?」
「いらっしゃい。さあ、入りなさい。良いお茶請けを貰ったんだ」

平門は苛つく花礫をものともせず、ソファーに座ることを薦めた。

「ったく。何のようだよ。今喰のヤツが火薬に使えそうな植物があるって言ってたから見に行きたいんだけど?」

花礫は不機嫌を隠しもせずに平門に悪態を吐きながら座った。


ドンッ

「……俺と居る時に他の男の名前を出すなんて……お仕置きかな?」
「―っ!?」

平門はソファーの背もたれに自身の手をつき花礫の耳元に顔を寄せた。

花礫は驚き固まってしまった。


「………ふっ。冗談だ。俺は大人だからね。これくらいじゃ怒らないよ」

チュッ

平門は花礫の頬にキスをすると何事もなかったかのように紅茶を飲み始めた。

花礫は顔を真っ赤にしながらうつむいてしまった。


結果:なんか良い感じになる。







ツク花

ツクモについて階段を上がっていた花礫。
すると急にツクモが振り返ったので、花礫は足を止めた。

「どうした?」
「…花礫くん、そのままそこに居て」
「?」

そう言うとツクモは花礫より二段ほど上の階段に立ち急に花礫の顔の横に手をついた。

バンッ

「………え?」
「花礫くん、今私のスカートの中……見たでしょ?」

ツクモは普段からは想像も出来ないほど低い声で花礫の耳元で囁いた。

「………は?」
「良いのよ。怒らないから正直に言って。ねえ、どうだった?」
「………いや、見てねーし」
「ふふっ。誤魔化しても無駄よ。この前この服着てた時、喰くんは見てたもの。だから今日は花礫くんのために勝負下着なのよ?さあ、興奮したって言いなさい」

ツクモは別人のように豹変し花礫に顔を近づけてくる。

「だから見てねーし、興味ねーよ!!てか、退けよ!」
「……あら?口答え?そんな子にはお仕置きしないといけないわ」
「――っ!?」




ツクモは素早く花礫の鳩尾に拳を入れると倒れる彼を抱き留めた。
そして妖しく笑いながら何処かへ彼を連れ去った。



結果:どうしてこうなった!?







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