ホームズパロにしたかった…。続き1
断れずに一緒に暮らしはじめて分かったこと……、朔さんには、一般的な生活能力がない、変に知識があるからよく分からない実験をしては部屋を汚している、平和な生活が嫌い。の三点である。
最初は僕も驚いて、家を出たいと思ったけど、彼の行動を見るのが楽しくなりつつある。
パンッパンッパンッ
「ひーまーだーなー」
「!?っ朔さん?何の音ですか?!」
今日も彼は、何かをやらかしたみたいだ。僕は寝室から慌てて駆けつけた。
見ると、なんと……壁に銃弾を撃ち込んでいるではないか!
「え?あんた、銃撃ったの?」
「あ!喰、おはよう。最近暇だからね〜」
暇だからと銃を撃つ彼はとても危ない人だと思う。
彼の職業を紹介するのを忘れていたね。彼は、自称探偵なんだって!僕はあんまり信じてないけどね…。
だって、僕が一緒に暮らしはじめてから一度も依頼人が来てないんだ。
彼はこんなので、家賃を半分出せるのか?
まぁ、僕も最近、薬剤師になったばかりだから、見習いの給料から払うのはキツいんだけどね。
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