Trick or Treat! 思いつき小話
2013/10/31 09:01

「花礫さん! Trick or Treatですぅ」

艇でゆっくりとティータイムを楽しんでいた花礫とツクモと无の元へ、突如魔女の格好をしたキイチが現れた。

「いらっしゃいキイチちゃん。 パーティーは午後からよ?」
「こんにちはですぅ。ツクモ先輩。 キイチ、今花礫さんに言ったんで邪魔しないで欲しいですぅ」

キイチがツクモに目線と言葉で合図をすると、ツクモは分かったとばかりに頷いて无を連れて部屋を出た。

「花礫さん! 早くお菓子を下さいよ!」
「……持ってるわけねーだろ」
「じゃあ……………悪戯ですね」

キイチはそう言い怪しく笑うと素早く花礫の側へ寄り頭に犬耳カチューシャを着けた。

「はっ?」
「うん!やっぱり花礫さんは狼男ですよね!似合ってますよ? で、あとはこれを着ければ完璧です」

そう言いキイチが取り出したのは………ローターに尻尾が付いた、所謂イロモノのおもちゃであった。

「は?おまっ……お、女がそんなもん持ってくるんじゃねー!!!」
「嫌ですわ、キイチが買ったんじゃないですぅ! 朔ちゃんの部屋から拝借してきただけですぅ。 花礫さんに似合うと思ってわざわざですよ? 感謝して欲しいです」
「感謝っておまっ………こ、こっち来んじゃねーーーー!!!!!!」



おもちゃを片手に笑顔で近寄ってくるキイチに花礫は恐怖し、部屋から逃げたした。



「あーあ。逃げちゃいましたか………でも甘いですね。與儀さんがこんな美味しい展開を放っておくはずないですよ? キイチも全力で貴方を捕らえますぅ」



花礫のハロウィンはまだ始まったばかりである。








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ばっと思いつくがままに書きました。
ハロウィン小説は朔花でちゃんと制作中です。
でも、夜になると思うので^_^;


花礫くんとキイチちゃんの絡みが好きですの。



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