呟きログ | ナノ

診断三ろ詰め合わせ

診断メーカーで出たお題でやってみた

(試してみる?、作兵衛)

こいつは俺に抱き着く習性があるらしい。委員会中は勿論俺を見かけるとこっちに駆け寄って飛びついてくる。お前は犬か!人前でも平然と抱き着くので恥ずかしい的な意味でこっちの心臓が持たない。
「抱き着くの止めろ…!」
今日も抱き着こうとしてたこいつを止める。
「えー何で」
「恥ずかしいんだよ!人前では止めろ!お前は恥ずかしくないのか…!」
「うーん恥ずかしくはないけど…」
「けど何だ」
「…試してみる?」
えいっとせっかく止めたのに抱き着かれる。
「恥ずかしくはないけどいつもドキドキしてるよ」
鼓動を聞こうとしても俺も心臓がバクバク鳴っている。重なってよく聞こえない。
「…んなの分かるか」


(鳴らない電話、左門)
メールも着信も着ていないケータイを見てため息。『今から遊びに行くから待っていてくれ!』と電話で言ってたのは昼くらい。ただ今の時間は夕方。迷子に定評にある彼が短時間で私の家に来るなんて無理な話だ。今更ながらに迎えに行けばよかったと後悔。
こっちから彼に電話なりメールをすれば万事解決なのだが、彼が来るって言った時に『ちゃんと行くから僕を信じて待っていてくれ』とも言われたのでこっちから連絡しづらい。本当に困ったら向こうから連絡してくるだろう。だから私にはいつか来てくれるって信じて待つしかなかった。


補足:学生で家は徒歩15分くらい。夕飯時にやってきて夕飯ご馳走になるのではないかと



(我慢なんて出来そうにない、三之助)
「俺の事好きじゃないって知ってるよ」
告白してきたのはあっちの方なのにその次の台詞がこれだ。確かに私が好きなのは目の前にいる彼、次屋三之助ではなくて別の人。分かっているならどうして告白なんかするのか。
「どうして?」
「我慢出来なくなったから」
きっぱり答える三之助。
「好きで好きで堪らなくなった。一回言わなくちゃどうにかなりそうでさ」
だから言った。本気かどうか分からない。けど私の答えは一つだ。「…私好きな人がいるから」
「うん。知ってる」
…彼の事が全然分からない。


(補足。一つ目の三之助の主人公は同い年で体育委員会所属のくのたま。誰か好きとか決まってないけど多分七松。憧れからの好きかと。三之助は委員会の時は迷子対策にとずっと側にいるから最初に気づいたけど自分は彼女の事が好きで段々積もり積もって告白した。ふらても三之助は変わらず主人公に接し続ける。告白したのはただの自己満足だったから。)