梅雨企画 | ナノ

雨の日に左門と長屋でいちゃこらしたい


雨が一定の調子で降り続く。

「止まないな」

「止まないね」

左門と私は口々に言う。ここは左門君の部屋。左門君と同室の作兵衛君と三之助君は今はいない。

今日は左門君と雨が降っているから中止になった。だから左門君の部屋でのんびり過ごすことになった。

「…せっかく左門君と遊びたかったのにな」

「雨だからなぁ…。けど外では無理だけどここで一緒に遊べるぞ?」

「うーんそうだけど…あ、次左門君めくっていい?」

「ああ、いいぞ」

次のページをめくる。新しい文字の羅列が見える。

私たちは畳にうつぶせになって二人で一冊の本を読んでいる。左門君と肩が触れ合う距離。読んでいるのは図書室から借りてきた本で南蛮のお伽話が載っている。本を殆ど読まないむしろ苦手な私でも引き込まれる。

「今は一緒に本読んでるからいいかなって」

外で遊びたいのはある。肩に触れる温もりから離れたくない。

だからこんな時間もたまにはいいかな…なんてね。








***

伊佐様遅れてしまい申し訳ありません…!くのたまか男装主ってことでしたが今回そんな描写ないですけど一応同級生のくのたま設定にさせていただきました…いちゃこらしてますかね(;・∀・)
もっといちゃこらした方がいいとかございましたら遠慮なく言ってください。
夢が好きって言って下さってすごく嬉しいですありがとうございます(*^^)
それではリクエストありがとうございました!
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