小説 | ナノ



もしもしこちら名前です。

今日は△月×日時間は午後三時十分。

今日は早く終わったけど委員会がある組待ち中。この後みんなで買い出しに行く予定になってるよ。
今は孫兵と待ってるところです。

これ左門が言ってた日記か。

うん。そうだよ。日記兼彼に今まで何やってたか伝える用!

…まだあいつの事が好きなのか?

なーに当たり前の事言ってるの孫兵。もちろん好きだよ。

あいつが作兵衛達みたいに記憶が無くてもか?

…うん。昔の記憶がなくたって彼は彼だし。そりゃあ少しは思い出したらいいなって思うかもしれないけど…

それは昔のあいつが好きって事になるんじゃないか。俺や数馬達もそうだが…昔に囚われてる。

孫兵はっきり言うね。…分かってるよ。けどもう一度会いたいって思うのってダメなの…?

…ごめん言い過ぎた。

ううん、孫兵言ってること正しいよ。…そろそろみんな来るかな。

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