夢小説 | ナノ


形勢逆転



「あーもうアシュリー可愛いー!!」

写真で見たときから可愛いと思っていたけど実物はさらに可愛かった。

可愛いんだから衝動的に抱き着いてしまったのは私のせいじゃない。

アシュリーが可愛いのが悪いんだ。

あと今までイケメンだけど無口なレオンと人の形しかしていない元村人達しかいなかったから癒しが欲しかったのもある。

ちなみに私はそういう趣味はないからね。ただ可愛いものを抱きしめて愛でたくなる性分なだけです。


「うわっ」

アシュリーを堪能していたら後ろにいたレオンから引きはがされた。

「そろそろ止めろ名前」

「えーもう少しだけ」

「駄目だ。アシュリーが困っているぞ」

アシュリーを見れば私の反応にどうしたらいいか分からない顔をしていた。

そんな顔のアシュリーも可愛いから抱きしめたいけどこれ以上したらレオンに本格的に説教されそうだ。

「抱き着くのなら俺にしておけ」
「レオンに?…なんかセクハラされそうなんで嫌。私が抱き着くのは可愛いもの限定のサービスなの」

「それは残念だ」

「…で今更なんだけど何でレオンが抱きしめてるわけ?」

さっき引きはがされた私はレオンに後ろから抱きしめられていた。

「問題あるか?」

「あるわよ!ほらアシュリーが見てるし…!!」

「私のことは全然気にしなくていいから」

さっきの態度とは180度変わって興味津々に年頃の女の子みたいにはしゃいで二人ってそういう仲だったのねと微笑んで言っている。

え?さっきの仕返しですかアシュリーさん?見ていないで助けてほしいよ!

…結局レオンに首筋にキスされるまで解放してもらえなかった。



end

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