どうしてこうなった
誰だ。
「みーくんみーくん」
たしたしたし。
原因は誰だ。
「なりにゃんなりにゃん」
ぎゅむぎゅむぎゅむ。
こいつに酒を飲ませたのは誰だ。
落ち着け。私は冷静だ。
先ずは現状の把握だ。大丈夫、私はおかしくない。
今現在この空間にいるのは、
私(石田三成。なまえに矢鱈と腿を叩かれている。痛い)×1
なまえ(酔っている。大変厄介)×1
毛利(なまえにクッション代わりにされている。目が死んでいる)×1
家康(但し今は“ぽかりすえっと”なる物を買いに行っているため不在)×1
嗚呼、自覚すればする程に私の思考は混沌としていく。
家康でも誰でもいい。私を胃の痛みから解放してくれ。
「ただいま!ポカリ買って来たぞ!」
常の様にヘラヘラ笑いながら、矢鱈とでかい足音と共に家康が帰って来た。
今は何故だか無性にこいつの存在が有難い。(しかしこいつがなまえを担いで帰って来た時、本気で斬滅しようと思った私は悪くない)
痛む頭を押さえつつ一息ついていると、家康がなまえから毛利を引っ剥がし、何やら乳白色の液体を飲ませているのが目に写った。(何でも酔っ払いにはあれがよく効くらしい)
その後寝入ってしまったなまえを部屋に運び、家康を家から追い出した。
今日の出来事はこんな所か。
取り敢えず今後少しは家康に優しくしてやってもいいかも知れない。
あくまで今日の礼だが。
もう私も寝る。
明日も皆が息災であればいい。
「というのが○月×日の日記ぞ。よもやこんな物をつけておったとはな。石田も存外乙女であったか」
「三成が日記とか…っ!駄目だ!私の腹筋が死ぬっ!!」
「貴様等ぁ…!そこに直れ!首を差し出せ!斬っ滅してやるぅぅうう!!!!」
どうして
こうなった
(誰がもうこんなもの書いてやるものかっ!)
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「炉心溶融」の砂蛇様から頂きました!
斬滅日記を夢にしてくださったような書き方でかなり嬉しいです(^0^)
こんなに素敵なものをありがとうございました!!
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