家族だったら2
-三郎次編(名前に三郎が入っている繋がり)-
ある日の会話。
「・・・・・もしかして、ロジって私の事の嫌い?」
「今更気付いたの?」
「いや、だってロジも思春期でしょ?持っていたエロ本の中に近親相姦もあったから、意識しちゃってるのかと思って」
「はぁ!?」
「あ、照れちゃった?」
「んなわけあるかっ!!」
「エロ本くらい何も気にしなくてもいいのよ」
「そこじゃない!意識してるって方に反論したんだよ!あと、勝手に俺の部屋に入るなよ」
「もう。反抗期になっちゃって。じゃあどうして?見に覚えがないのに冷たくされて泣きたくなってくるんだけど」
「理由分かってるだろ!その顔にその目は絶対分かって言っているだろ!!ニヤついている口元が隠しきれてないんだよ!!!」
「この顔は生まれつきだよロジ。それに私たち姉弟なんだから、顔って少しは似てるけどね」
「(一年のアホ達よりムカつく!!)・・・・・そこまで言うなら教えてやる!」
「あ、そこまでって程言ってないし、知りたいわけじゃないし、もう少ししたらテレビ見たいけど、ロジがどうしてもって言うなら始まるまでにパッと話してね」
「っ姉さんのそういう所が嫌いなんだよ!!」
「もう、ロジってば直ぐに怒る」
「怒らせているのは全部姉さんのせいだから」
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「す、すごい」
「うん。すごいね」
「あの池田三郎次先輩が簡単にあしらわれるなんて」
「姉には敵わないってことなんだね」
「ってかさ、このままここに居ると、また俺らが悪戯の標的にされるぜ」
「そうだね」
「なら、食堂行かない?」
「「うん。行こう」」
こっそりと、やりとりを見ていた乱太郎、きり丸、しんべヱは、そのままこっそりと見つからないように逃げて行った。
(END)
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