朝、家族に起こされて
ご飯を食べて、学校行って、
授業を受けて、フザケて注意されて、
昼はみんなで食堂に駆け込んで、
笑って、
クラブでテニスして、
跡部に怒られて、侑士に笑われて、
ジローを起こして、
宍戸の帽子パクって、鳳に注意されて、
日吉にバカですねと言われて、
今日のことを話ながら下校して……。
それが普通だった。
飽きるほど繰り返される変わらない日常。
でもそれが幸せだった。
なのに今は、
人が死んでて、
仲間が殺し合いしてて、
追いかけられて、
逃げて、泣いて………。
普通じゃない。異常。
一人になるまで繰り返される恐ろしい非日常。
やめたくてもやめられない。
逃げたくても逃げられない。
首につけられたこの輪が何よりもの証拠。
振り返ることはできない。
前だけを向いていかないと。
ここで迷うことは、戻ることは、
死に値するから。
戻れぬ日常、
これからの非日常
嫌でももう受け入れるしかないんだ。
これからの続く非日常を。
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実はこのお話は岳人が氷帝のメンバーを
全員殺してしまっているんです。
"振り返ることはできない。
前だけを向いていかないと。"
↑振り返ると仲間の亡骸がありますし。
後悔や罪悪感しかうまれませんからね。
"嫌でももう受け入れるしかないんだ。
これからの続く非日常を。"
↑これは仲間を殺してしまったことの。
言い訳を自分で自分に言い聞かせてるんです。
ということでした。
はい、いらない説明でしたね。
すみません(＠_＠;)
岳人は純粋であるがゆえに
狂いやすいのではないだろうか、と
考えながら書きました($・・)/~