究極の選択







『じゃあ次は鳳くんね!』
「え...。」
『目隠しで歩くならどーちら?大量のう○こ道と車がバンバン通る道!!』
「え?...ぇえ?!」


大好きなかわいい後輩の口からう◯こ...。



『ね、どっち?』
「もう俺...消えたい...。」
『あ、車のほうってことね!』





─鳳、脱落─












「ねーねー、俺はー?」
『ジローくんは、そうねぇ...。』


うーん...と、
考える素振りを見せたあと、あっ、と声をあげた。



『罰ゲームするならどーちら?3日間たちっぱと3週間寝たきり!』
「...それ、聞く必要ありますか?」
「あーん。そんなの聞くまでもないだろう、なぁ樺地?」
「ウス」
「A〜なんで?俺は──......zzZ」
「ほらな。」
『...そうだね。』



─芥川、脱落─







『日吉くんには、これ。闘うとしたらどーちら?ヨボヨボの老人とムキムキの青年! 』
「愚問だな。老人に下剋上なんてできないだろ。」
『あ、素敵!カッコいいね、日吉くん!』
「なっ//」


いきなり褒められ、デレを隠せない日吉くん。



─日吉、脱落─








『跡部くんにはねー...動物園行くならどーちら?動物なしとオリなし!』
「あ?動物園ってなんだ?」



─跡部、脱落─











『 宍戸くん、かき氷食べるならどーちら?氷なしとシロップなし!』
「シロップ...なし、かな。」
『へー。』
「?!」




─宍戸、脱落─








無惨なR陣。

さてさて、お次は?




「なぁーなぁー俺には?」





そう言ったのは、向日岳人。

これまでのみんなの惨敗を見て、
何も思わないのだろうか。


彼の目は早く質問をして欲しいのか、
キラキラと輝いている。



『岳人くんはー...。うーん。』
「うん、うん。」
『なるならどちーら?今すぐ死ぬか、一生死ねない!』
「え、マジかよ、岳人。」
「これ、一番究極の選択やで。」
「難しいですね...。」
「俺様は一生キングd「A〜悩むC〜」
「俺は下剋上するまで死ねない。」
『ね、岳人くん!どう?』
「クソクソっ悩むな!不死もいいな...でも、nameがいなくなったら俺、生きいけねぇーしなぁ...。」
『え?』
「でもnameを置いていくのもなぁ...。」
「ちょっ岳人、お前っ。」
「何言うてんねん!」
「nameが一緒にいてくれっていうなら、死ねなくてもいーや。だからnameが決めていーぜ! 」
『岳人くん...』



見つめあう二人。



「ちょおぉお!!何ええ雰囲気になってるん?!」
「そ、そうですよ!向日さん。」
「うっせーよ!よし...!もう言うぜ?!name好きだ!俺と付き合わねえ?」





周りの遮りも気にせずに、いきなりの大告白。
当のnameちゃんはというと...



『よ、よろしくおねがいします!』
「「えぇぇえぇええ?!」」
「なんでや!」
「せっこE〜」
『岳人くんすっごいかっこよかった…。なんだか私、ドキドキがとまらなくなっちゃったんだもん!』
「うっしゃー!!!んじゃあこれからよろしくな!」
『うん!』





「「フザけんなーー!!!!」」



こんなことになるのなら、
試合中断なんてしなければよかったと後悔するR陣でした。






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