素直に伝えて






「ごめん!俺今日パス」


やっぱ無理だ 頭から離れねぇ


驚くクラスメートに謝りながら、外にでてnameに電話をかけた


一瞬出てくんないかも、とか思ったけど、nameは意外とあっさり電話に出た


『もしもし?岳人?どうしたの?』
「あのさ、今から…」
『あ、ちょっと待って!
あ、うん。岳人ーーーーわかんないけど、ー うん。うん』


電話の向こうで聞こえてきたのはnameと清水の 話し声


『ごめん!それで、どうしたの?』
「…清水と仲良いんだな」
『へ?』
「なんも」…ブツ


なんかムシャクシャして電話を切ってしまっ た


そのあと何回かnameから電話とかメールとかあ ったけど、なんか出る気なれなくて全部無視 した


ちょっと遠回りしながら家にかえると、玄関 先にはnameの姿があった


「何してんの?」
「何って岳人が変な電話してくるから心配な って会いにきたんじゃん」
「お前さ、清水がお前のこと好きなの知って るよな?」
「え?あ…うん。なんか忍足くんから聞いた… けど」
「じゃあなんであんな2人で仲良くするわけ? 」
「別に2人でいたわけじゃないよ。クラスで遊んでただけじゃん」
「はぁ?清水がお前のこと好きなん知ってて 遊んでんだから同じことじゃん」
「そんなこと言うけど、清水くんだって私に とったらクラスメートだよ?!岳人が言った んじゃん!恋人だけじゃなく、クラスメート とも仲良くしたいって!私だって仲良くして もいいでしょ?!」

「それとこれとじゃ話が違うだろ?!」
「違わないよ!岳人のクラスメートにも岳人 を狙ってる子いるじゃん!それでも岳人はっ 、クラスメート選ぶんっでしょ?私だって…私 だって…」
「っ!」


…泣いてる? あのnameが?
今まで何回か喧嘩したりしたけど、泣いたと こなんて見たことなかった


「っ!ごめん!」


自分の涙に驚いたのか、逃げようとするnameの腕を慌てて掴んだ


「まっ!ちょっ!話!話し合おうぜ!」
「ヴ…ん。」


なんとか宥めて自分の部屋に案内した。



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