Happy Valentine!
今日はバレンタインであり、俺の誕生日である。
nameとつき合って
初めての誕生日だからすごく楽しみにしてた。
朝、nameは1番に俺のところまで来てくれた。
でも言ってきたセリフは
"Happy Birthday"…ではなかった。
『長太郎、Happyvalentine!』
そういってかわいく
ラッピングされたクッキーをくれた。
予想とは少し違ってたけどこれも嬉しかった。
「name…ありがとう!うわぁすごい美味しそう」
『へへ、ありがと♪』
少しはにかむnameは最高にかわいい…。
『じゃあ教室行くね♪バイバイまたクラブで!』
「ぇ…ぁ、バイバイ」
………ぁれ?
まさか今日俺の誕生日ってこと知らない……?
そんなはずはないよな。
でも結局その日は何も言われないまま、
クラブの時間まできてしまった。
………マジか
でも自分から言うなんて図々しいよな……
はぁ…、どうしよう。
『長太郎ー!一緒に帰ろ〜♪』
クラブが終わって、いつも通りnameが走ってきた。
「……ぅん。」
下校中も結局言えなかった。
宍戸先輩に言ったら
情けねぇなー!、なんて笑われてしまうかな…?
今日はいつもより早くnameの家に着いた、気がする。
『じゃあね』
「…バイバイ」
そういってnameに
背を向けた
時、
『な〜んちゃって☆』
「え…?」
nameが俺の背中にダイブしてきた。
「うぉっ??!」
『長太郎!!』
「ぇ?!な、何?!」
『うまれてきてくれて本当にありがとう!』
「……?!」
『Happy Birthday!おめでとう、長太郎!』
「…name」
知ってたんだ………。
覚えてくれてたんだ…。
『へへ、ビックリした?って長太郎?!!』
………。
『ちょっ泣っ……?!』
恥ずかしいな、男なのに
でも嬉しすぎて……。
nameをぎゅうっと抱きしめた。
「ありがとう…name」
『うん!』
今日は今までで1番最高の誕生日だ…
◇◆おまけ
『はい、プレゼント♪』
「ありがとう…今開けてもいい?」
『うん♪』
ゴソゴソ……
「…シャーペンとストラップ?」
『うん!!このシャーペンはね私とお揃いだよ♪』
「そうなんだ!!…ストラップは?」
『それは明日学校に行ったら分かる。』
「……?」
次の日の朝、
「宍戸先輩おはようございま……?!」
「あ?」
「そのストラップ……」
∵あとがき
1日遅れましたが、
Happy valentine!
そして、チョタHappy Birthday!!
執筆 2012.02.15
修正 2014.03.16
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