甘酸っぱい都市伝説




図書室から出て
ひとつめの角をまがったところに忍足がいた。

……なんて言おう。

とりあえず謝らなきゃね。



『忍足っ…!』
「……何?」


う゛………
やっぱり怒ってる…


『お、怒っちゃった…?』
「……?」
『ごめんなさいっ……』
「え?」
『次はちゃんとやるからっ、失敗しないから…あの』
「?」
『えと…嫌いにならない…で……ください…っ』
「?!」



あぁもう最悪…緊張しすぎ
でも、
言った、!私言ったよ!





「いや、怒ってへんんし、嫌いにもなってへんけど……ι…ていうか、あれ?nameは岳人が好きなんちゃうんかいな?」
『へ?なんで岳人?私の好きな人は忍足だけど?』
「え?」
『…え?』
「え?」
『えぇぇえぇええ?!』




私今何て言った??!好きって言った?!!告白しちゃった!!?
いやぁー!どうしようーー!??

よし、逃げよう。

と、思ったけど無理でした。

なぜなら私は今忍足の腕の中…



『なっ?!///』
「俺も好きや…。」
『え?』


何これ?夢?



『忍足が私を…?』
「うん。」
『……嬉しい』
「俺と付き合ってください」
『は、はい…///!』




こうして我がクラスでは
班長同士はカップルになるという
"班長カップル伝説"が出来上がった。


































◇◆おまけ


「きぃさぁまぁらぁあ!」
「な、何や…岳人?!」
『どうしたの?』
「…自覚なしだと?!」
『何のこと?』
「はぁ………。」
「??」
「まず、昨日お前らは何してましたか…?」
「資料まとめやけど?」
『うん、うん。』
「その後二人とも図書室出ていったよな?」
『…うん』
「で、どうした?!」
「そら、二人で帰っ…」
『あ………』
「帰ってもうたわ…」
「だよなぁ?俺と資料を置いて帰ったよなぁ?」
『きゃあぁぁあごめんなさいーっ』
「か、堪忍な…岳人…」
「…やってられねぇ。」

スタスタ………

「ちょお待ってぇな〜!」
『岳人ぉ〜〜』





∵あとがき
 跡部と忍足と岳人は
 同じクラスってそんな都合のいい
 クラスありますかね。
 …あることにしといて下さい←

 執筆 2012.01.27
 修正 2014.03.14




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