その名も真田”鈍”一郎
◇◆TAKE2◆◇
学校でお昼の時間。
『真田ーっ!』
今日は真田にお弁当作ってきたんだもんねー。
「お前は本当に元気だな。」
『えへ そうかな?』
「うむ、いいことだ」
なんか分かんないけど好印象だ!
『あのね、今から屋上で一緒にお昼食べない?』
「…悪いんだが、今日は弁当を忘れてしまってな、食堂で食べるんだ。」
ナイス弁当忘れ!!!
タイミングばっちりじゃん!
『じゃーん☆』
真田にお弁当を見せた。
「?」
『真田の分のお弁当!!』
わざわざ作ったんだぞ!
手作り弁当で真田のハートGET作戦!
「…作りすぎたのか?まあ、でも助かった。ありがとう。」
…作りすぎたぁ?
真田の為に作ってきたに決まってるだろーがぁっ!
ま…まぁいい。とりあえず食べてくれるんだし。
私と真田は屋上に行ってお弁当を食べた。
『おいしい?』
「うむ、なかなかだぞ。料理ができるとは素晴らしい。お前はいい嫁になるな!」
『///』
な、なんで私が照れてるんだっ?!
ダメよ…落ち着いてname…
私が攻めないと(?)いけないんだから!
『私が一生真田に料理作ってあげるよ!』
もうこれは告白っていうよりプロポーズじゃない?!
しかし、これくらい言わないとコイツには伝わらん!
「一生は無理だろう。高校まで一緒かどうかはわからないからな!」
………ダメだこりゃ
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