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「つまるところ明日に学校に来いと?」

「うん」

「なんか呼び出しぽいね」

「うん」

「……まさか、呼び出し?!」

「うんん」

「どっち?!」

「想像に任せるよ」

「うむむ、日曜日に呼び出しって怖いね。嫌だな」

「来なかったら真田に報告するから」

「………鬼っすね、部長」
「よく言われるよ」


広瀬友里はファミレスの一角でチョコパフェを貪る

その真正面で、制服姿の幸村精市が微笑む



「というかなんで制服着てんの?」

「うん?あれ、知らない?今日は学年テストの日だったじゃん」

「…………あれ」

「知らなかったの?もう来年から高校生になるわけだし、そのためのテスト」

「うっそぅううう!あれ、あれ、私知らなかったんだけど?あれ、この場合どうなるの?再テストとか出きるの?」

「知らないけど」

「うっわぁ、私今年進級出きるのかな、うっわぁ」

「出来なかったらできなかったで、楽しいと思うよ」

「楽しい云々じゃないんだよ!?私の将来に関わる!」



クスクスと笑う幸村を涙目でみる広瀬



「じゃあ、明日よろしくね」

「え?ええ!?このまま帰るの?私を見捨てるの?!」

「これから行けば先生もまだテスト用紙持ってるよ、学校行ってらっしゃい」


「まじっすか」












(テストと休日を天秤にかけたらテストになってしまった土曜日)







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