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  ×××








「ああ、待っていたぞ、勝ち組の赤也」

「ピンポイントで俺への攻撃キター! つうか、柳先輩までメタ発言を!?」

「これこそ、裏切りだね」

「全く上手くなかな」

「上手いやつなんて簡単に考えられるか」


というか、このいきなりびっくりスリーの一人である柳が出てきたってどんな展開だよ


「三強、……ビックスリーですよ。先輩」

「地の文を読むな、切原こそメタじゃねえか」

「女の子がじゃねえかとか使わんで下さいよ…。」

「仁王」

「なんじゃ、参謀」

「お前は戻れとのお達しだ」

「なんじゃ、楽しくないのう」

「しょうがないだろう、あれはお前にしか出来ない」

「分かっとるぜよ」



仁王たちなに話してんだろ、裏方ぽい言葉の羅列してるな。


「え、というか仁王どっかいくの?」

「もちろんじゃ」

「えー」

「えー」

「くぅ」

「くぅ」

「また会おうね」

「また会えるといいぜよ」


手をぐっと掴んで泣いたふりをしたら、ノリよくかえされた。

ノリ良すぎるー!
ノリが良すぎるー!



「先輩、アホだなあ」

「言ってやるな赤也」

「柳先輩、優しいッスよね」

「赤也が正直過ぎるだけだろう」




後ろの二人が素直過ぎて、仁王がいなくなった後の私いじめタイムがマジで怖いんだけど……。










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