彼の秘密(お読みになった後に読まれることを推奨します)
2012/02/11 13:03



彼の秘密、つまり幸村精市の秘密の秘密が一段落終わりました。今から管理人、ぜんざいのぺてん師〜の幸村語りが始まります。かなり自分の考察や愚痴が入ると思われます。この文章に危機感を覚えた方は見なかったふりをして戻ることをお薦めいたします。






























今回、主人公の視点では物語が三年間程部屋の中ということになってしまうということで、急遽、語り部を幸村精市という人にかえさせていただきました。
管理人としては幸村精市の視点は番外編としてあとで書こうかななどと、なまっちょろことを思っていたため、彼が主人公のことが好きで、主人公がいじめられていく過程の原因を作った人で、それでいて主人公を助けた人だというところしかちゃんと考えておらず苦戦を強いられました。

最初は幸村さんが無意識のうちにいじめられる原因をつくって、贖罪の為に主人公を助け出すっていうプロットを考えていたのですが、そうなったとき、幸村精市という人物が三年間もの時間をかけて学校復帰を目指すか? と思ったんですよね。

ぶっちゃけ、一年やそこらでこの人ならば復帰させるんじゃないだろうか。
それが好きな相手だったらなおのこと。今度は俺が守るから!って声高らかに。

そうなったら三年間は長すぎる。
そう思ったときに出てきたもう一つのプロットは、幸村精市さんにとって誠に申し訳ない程に悲しい話です。
つまり全部知っていて、しかも自分で仕掛けて主人公をいじめさせて、家に引きこもった主人公を優しく介抱する。一年間ぐらい主人公と自分二人だけになれる。それを望んで噂を流していじめさせた。

でも残念なことに一年少したっても主人公は家から出て来ず、そしていろいろあって、幸村は主人公の来ない理由を知ってしまう。

そんなプロット。最初はそんな重くなんないだろうとか思って書いていったらあら不思議、何故か更新したくなくなるほど、ドロドロのぐちゃぐちゃな重い話になってしまい、幸村のこの先のことを考えると辛いわ、不安定な幸村を書くのがキツイだなんだで更新が途切れ途切れになってしまいました。



そういえば幸村さんが嫌いなことって陰口だとファンブックに書いてありましたが、ぺてん師〜では陰口というのは本人がいないところで友達とやる、相手に正当じゃない悪口を言ったりすることと捉えました。だから先輩を批判したことは正当な為、陰口ではない。評価って形になります。陰口の定義ってなかなかつかみにくいのでそうしました。

ちなみに関東大会の順位は立海、氷帝、青学、六角になりましたが、これは一応理由があって、立海はまあ切原以外のベストメンバーがいて、試合に出るのが三強の三人ということになれば、そりゃあ相手は負ける。氷帝はエスカレーター式で跡部、忍足、向日、芥川、滝、宍戸という二年生組を残した三年生組、しかも敗者切り捨てのとんでもルールがあるため、即戦力だったら使われるため、流石に三強には勝てないものの、青学よりは強い。青学は不二、菊丸、乾の三人で挑むことになる。手塚はドイツに留学中、そんな中氷帝戦で当たったであろう跡部VS不二は二番手と揶揄された不二選手じゃあ多分勝てない。死角とか乗り越えられないってなってそうな為、三番手。六角は表示はなかったけど、三強が跡部について話し合っていた時の試合チーム。山吹でもいいかもしれないと思ったけど、古参で格式深いらしい六角のほうがありだと思いました。英才教育されているらしいし、千葉のシード今回もとっているだろうと見込んで。あえなく立海に敗れていただきました。多分誰かが幸村のテニスに引っ掛かりイップスされて、青学との三位決定戦までに復活出来なかったものだと思われる。くしくも四位。

個人戦もちゃんとした表示はしませんでしたが、ダブルスとシングルで立海が殆どをしめました。というか、他校で三年生だけのダブルスがあまりいないのが主な原因。立海の三年生ズは基本的に赤也さんと組んで下さらないので、かなり強い。シングルスでは同じ学校とはなるべく当たらないようにしようという組分けられるから三強が残る結果に。多分跡部さんとかが四位、白石さんが五位ぐらいにいる。こいつら化け物ですね、わかりますって顔していると思う、絶対。



と、かなり書いてしまった。別にいらないところをつらつらと。
こういうオマケみたいなものよりも幸村のことを語らないといけないんじゃないのかと思い出してしまった。

主人公がいない時間は幸村精市にとって不安定な地面に足を置いているようなものです。だから、凄く脆くて繊細。綺麗に見えるけど、押されれば粉々に崩れてしまう。
そんな幸村はずっと笑いながら、主人公の帰りを待っている。どんな事態にも笑っている。そんな彼を思い浮かべながら、読んでいただけると幸いです。


彼の秘密は一応終わりましたが、まだまだ幸村精市視点は続きます。間に主人公視点を挟むと思いますが、それでも幸村の視点がまた続きます。

過去編解決まで駆け抜けていきたいなと思いますけどどうなるかな……。

ともあれ、彼の秘密は終わりました。これからまた文章を書き出していきたいと思います。






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