ひなたぼっこ | ナノ


▽ 初めての朝

ぱちり
寝起きが良くて助かった。おはようございます、渡邉えりかです。忍たまの世界にトリップして初めての朝を迎えました。結局忍たま長屋の部屋に住むことになって、実は隣は何と六年生の部屋らしく…ホントにおいしいな、おい!しかもまだ会ってないけどあの仙ちゃんと文次郎の部屋という…。文仙か。留伊も好きだけどどっちも大好物だよ、ありがとう神様!

土井先生によると、仕事は明日からでいいから学園に慣れろとのこと。つまり学園内の見学及び生徒たちとの交流おkってことだよね?よし、歩き回ろうかな。用意されてあった藍色の着物に着替えてれっつごー!着物の着方はぶっちゃけ適当だよ!



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「………落ちた…」


毎回ベタな展開ありがとうございますホントにな!歩いてたら穴にどーんて…、これ蛸壷と言う名の塹壕だよね噂の。これ掘った張本人てやっぱり…


「おやまぁ、珍しい。印付いてるのに落ちた人がいるよ」


あやや―――!!待ってたよ!(ちくしょう可愛いな!)


「わたし一般人!助けてー」
「待ってて。今縄持って来る」


そう言うが早いかすぐに縄が下ろされ、しっかり掴んで引っ張り上げてもらった(以外と深かった…)。


「で、誰?」
「おやまぁ、忘れてた。明日から事務員になります、渡邉えりかです!よろしくねー」
「事務員?」


あぁ噂の、とあややは呟いた(噂?)。


「私は綾部喜八郎。喜八郎でいいですよ」
「そっか、助けてくれてありがとね喜八郎くん!てか噂って?」
「食堂に小さい年上の女の人が来るって噂」
「………間違っちゃいないけど何か悔しいな」


たしかに小さいけどさ、流石にお姉ちゃん泣いちゃうよ!?ていうか誰だよそんな噂流したの!可能性保健委員しかないじゃん!


「そういえば喜八郎くん授業は?」
「今日は四年生はみんな休みなんです。だから蛸壷掘ってました」


えりかさんは?って言いながら喜八郎くんは腕に抱き着いてきた(鼻血噴出危険!)。どうしたんだいそんなキャラだったっけ!?わたしは学園内見学中だよ、と言ったら案内するよ、とわたしの手を握って立ち上がらせた。え、こんな幸せいいんですか?


「いいの?」
「いいですよ。どうせ暇だし」


何とか自重できるようになってよかった…!心底そう思いました(あれ、作文?)。



落とし穴が出会いの場
(以外とありえるよ?)




(ところでえりかさん幾つ?)
(ん?17だよ)
(へぇ…)
((あれ、以外と普通…?))


((4つ差くらいイケるよね))


何故か気に入られました

090331→110624

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