「沖田隊長と新人が手合わせだとよ!」
「あの新人大丈夫なのか?」



ガヤガヤと騒がしい稽古場。

朝から騒がしく、誰も仕事場につかない隊士達がどこにいるかと思えば、稽古場だった。


ったく、何の騒ぎだ。



「おいてめーらァ!」
「げ、副長だ」
「やべぇ、どやされるぞ」
「こんなところで集まって何やっ…」
「おぉトシ!」
「近藤さんもかよ!」



騒ぎの中でこちらに手を振る上司に頭を抱えたくなった。
真選組もそろそろ終わりだ。



「近藤さん、こりゃ一体何の騒ぎだ?」
「今から名前ちゃんと総悟が手合わせをするらしい」
「はぁ!?今すぐ止めさせろ!」
「まあまあトシ、お前はまだ名前ちゃんの実力を見たことないだろう」
「そりゃそうだが…」
「ならいい機会だ」




反論するのも面倒で黙って見ることにする。


だがさすがに初の隊士との手合わせが、よりによって総悟じゃ名前が心配だ。



20120302



 
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