「よぉ」
「あ、沖田隊長おはようございます」


食堂で食事をしている、昨日真選組に入隊したばかりの新人の名前。


昨日話した感じとしては、土方を抹殺するのに一役かってくれそうなくらいにはキャラがたっている。

とりあえず早くこいつを調教してやらねぇと。



「沖田隊長って…」
「何でィ」
「ひょろひょろですよね」
「…は?」
「そのまんまの意味です」



にこりとしながら食事を続ける名前に苛立ちを感じながらも、とりあえず話題を変える。


今の発言覚えてろィ。
弱味掴んでいじめてやらぁ。



「名前は何で真選組に?」
「……実は私、」
「……」
「攘夷志士の密使なんです」
「嘘ぉ!?」
「はい、嘘です」



してやられた。
こいつ、本当に気に食わねぇ。
こいつのペースに巻き込まれてちゃ意味がない。



「名前」
「何ですか」
「後で俺と手合わせしろィ」
「…別に良いですけど」




20120302



 
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