「何なんだよリボーン!突然皆を集めて!」


沢田家に集まるのは、部屋の主である沢田綱吉、獄寺隼人、山本武、雲雀恭弥、六道骸と、その5人を呼び出した張本人のリボーン。


「はは、雲雀まで来てるのな」
「うるさいな、僕は赤ん坊に呼ばれなきゃ来ないよ。大体、何で僕が君達なんかと群れなきゃいけないわけ?今すぐ全員咬み殺していい?」
「10代目に手を出すんじゃねぇ!」
「まあ落ち着け。お前らには今からあることで競ってもらうんだ」
「ほぅ。あることとは何です?アルコバレーノ」


骸の言葉にニヤリと笑うリボーン。


「ここにいる全員、名前のこと好きだろ」
「「「「「!!」」」」」
「…ツナ、やっぱ好きだったのか」
「や、山本こそ!ていうか獄寺君も!?」
「すいません、実は隠してて…」
「僕は名前が好きだよ。ここにいるやつらなんかには譲るつもりはないから」
「聞き捨てなりませんねぇ。雲雀君になんか名前はもったいないですよ。僕は名前のためなら手段を選びませんから」


5人のにらみ合いに終止符を打ったのはリボーン。


「まあ、そういわけだ。この際白黒はっきりさせるためにも1つ提案がある」

リボーンの言葉に5人が耳を傾ける。


「今度のクリスマス、名前はまだ予定が入ってねぇ。一緒に過ごす約束ができたやつが優勝で、その日1日名前を独占できる。他のやつらは絶対に邪魔しないって条件だ。やるか?」
「ちょ、リボーン!お前…」
「僕はやるよ」
「雲雀さん!?」
「お、俺もやります!!」
「獄寺君も!?」
「俺もやるぜ!小僧!」
「君たちのうちの誰かが名前とクリスマス、なんて考えたくもないです」
「山本に骸まで…!」
「どうするんだ、ツナ」
「………俺もやる!」
「決まりだな」



こうして、5人の戦いは幕を開けた。



 


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