「あらあら」

「いやいやあらあらじゃなくて」

「カワイイわよ征ちゃん」

「たしかに可愛い……いや、これじゃ赤司くんバスケできないよどうしよう…！」

「もんだいはないさ、ぼくにはこのえんぺらーあいがあるからね」

「そうねぇ、選手の動きを封じてしまうなら問題なくバスケできるわ」

「ミスマッチとんでもないことになってますけど！赤司くん今の自分の身長わかってる!?ていうかなんで二人はそんなに落ち着いていられるの!?」

「なんでって……征ちゃんだし？」

「ぼくだし？」

「戻れるかどうか、ていうか原因もわからないしそもそもこんなSFじみた現象…うわぁああんわけわかんない！」

「ちょっと落ち着きなさいよ、よしよし」

「うっ、ぇぐっ玲央さ、ぅうう、」

「……なくな、ぼくならだいじょうぶだから」

「あ、あかっ、あかし、くん」

「いきなりちいさくなったことにはおどろいたが、げんいんがわからないいじょうはむやみにさわぐべきじゃない」

「うっ、うん」

「だが、ぼくのみをあんじてくれたことはすなおにうれしいとおもう。ありがとう」

「赤司くん…！」

「征ちゃんたら小さくなっても男前ねぇ」

「それはそうと、れお」

「何かしら？」

「ぼくをかたぐるましろ」

「えっ」

「えっ」

「こんなちゃんすはめったにないからな、ずがたかいやつらをまとめてみおろす。ぶつりてきに」

「いいわよ(この状況を楽しむなんてさすが征ちゃん)」

「いろいろ台無しだよ赤司くん」