俺は一気に目を開けた。天井が見える。ここは…?
ゼロスが俺を運んでくれたのか…?そう思い、俺はベッドから起き上がった


「やっと目覚めましたか」


聞いたことのない声が聞こえた。俺は聞こえた先を見ると男が立っていた
眼鏡をかけていて、クラトスとは違うようなオーラを放っている男だった


「ここは…?」
「おや?ご存知ではないのですか?ここは陸上装甲艦タルタロスですよ」
「り、陸上そうこ…?」


な、何だよ、それ…陸上…なんだって…?


「ここが陸上なんとかってのは分かったけど…なんで俺、こんなところにいるんだ?」
「…世間知らずにも程がありますね…。まぁ、一応教えておきましょう。貴方がタルタロスの内部で倒れていたところを…」
「僕が見つけました」


ドアを開けて入ってきたのは俺より年下の女2人だった
何で俺、こんなところに倒れていたんだ?俺はユグドラシルのところにいて…


「さて、いろいろ聞くことがありますが…まずは貴方の名前を聞きましょう」
「俺はロイド。そっちは?」
「私はマルクト帝国軍第三師団師所属ジェイド・カーティス大佐です
そして、こちらはローレライ教団最高指導者である導師イオン様と…」
「ローレライ教団信託の騎士団導師守護役アニス・タトリン奏長です!」


マルクト帝国?ローレライ教団?オラクル?フォンマスターガーディアン?
何だよ、それ…そんな場所も名前もシルヴァラントにもテセアラにもないよな…?