ミトスと最後の戦いを終えて、数ヶ月が経った。俺は世界中のエクスフィアを集めるためにゼロスと旅をしている
まだエクスフィアはほとんど集まっていない。この旅が終わるのはまだまだ先みたいだな…


「ハニ〜、何考えてんの〜?」
「うわっ!?急に抱きついてくるな!」
「俺様、疲れてきたなー。ちょっと休まねぇ?」
「そうだな!もう昼だし…」


ゼロスは相変わらず。まぁ、そういうところが良い所…だといいんだけどな…
俺たちの現在地はテセアラの救いの塔跡地の近く。休むついでにあの木…ユグドラシルを見に行こう
あれから1度も見てなかったからな。俺は荷物を降ろすとユグドラシルのところに行こうとする


「ロイド、どこ行くんだ?」
「ユグドラシルのところ」
「なら、俺も行く!」


まぁ、1人にさせるのも何だし…連れて行くか
俺はノイシュに留守番をさせ、ゼロスを連れてユグドラシルのところへ向かった
ユグドラシルはあの頃に比べて少し成長していた


「これがユグドラシルねぇ…」
「何だよ?」
「いや、別にぃ…」
「俺がユグドラシルの名前をつけてのが気に食わねぇのか?」
「…そういう意味じゃねぇけど…なんつーか…妬いちまうなー、俺様」
「は?なに訳の分からないこと言って………!?」
「!?…ロイド!!!!」


ゼロスに呆れながらユグドラシルに触れた瞬間、意識が一気に飛んだ。何だ…?この感じ…?
最後に聞こえたのはゼロスが叫んだ俺の名前だった




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