アニスと川と越えるとカイツールというところに到着した
「何だ?ここ、通れないのか?」 「ここはマルクトとキムラスカの国境だから旅券と証明書がないと通れないんだよ」 「……………」 「………ロイド、大丈夫?」 「多分…」
頭がパンクしそうだ…ジーニアスと先生がこっちに来てくれたらなぁ…
「ロイド!!アニス!!」 「あ、イオン様ー!!」
イオンの声が聞こえた。振り返るとイオンは勿論、ルークたちもいた。ん?1人増えてる…?
「アンタがロイドか?」 「そうだけど…」 「俺はルークの使用人のガイ。ルークが世話になったみたいだな」
使用人…あ、そうか…ルークは偉い奴だったんだよな
「世話になったのは俺だよ。ルークに助けられたし」 「ルークがぁ!!?」 「おい!!ガイ、何だよ、その反応!!」 「いや、だってな、お前…」
チーグルの森でのことを言ったけど…そんなに驚く事なのか…? ルークはいい奴にしか見えねぇし…俺はここにいる全員、いい奴だと思うな
「なぁ、ジェイド。これからどうするんだ?俺は旅券とか持ってねぇし…」
不法侵入とか言われてたルークやティアも無さそうだけど…俺に至っては証明書すら無い。どうするんだ…?
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