「ロイド!!」


視界に入ってきたのは眩しい光とアニスだった。俺、ベッドで寝ている…?何処だ?ここは…


「アニス…」
「ロイド大丈夫!?急に倒れるからさ…」
「あ、うん。俺なら大丈夫だよ」


心配かけさせたんだな…もっと強くなって…天使の力も使いこなせるようになって…
皆に迷惑かけないようにしないとな…!でも、どうやったら…コレットやゼロスみたいに神子の力もないし…


「そういえば、ここは?」
「ここはセントビナー。まぁ、私たちが落とされたところからちょーっと離れた街かな」
「アニスが俺をここに運んだのか?」
「え?まぁ、そうなるかなー…」


俺より背が低いアニスが俺を!?どうやって運んだんだ…!!アニスってスゲーんだな!!


「これからどうするんだ?」
「大佐とここで落ち合う予定だったけど、信託の盾がこの街を封鎖するみたいだから、第二拠点に行かないと」
「そうなのか!?じゃあ、急がねぇと…!!」


急いで体を起き上がらせる。特に体に異変は無く、動いても平気そうだ


「ロイド、もういいの?」
「ああ!!それにこれ以上アニスに迷惑かけるわけにはいかないだろ?」
「え!?あ、ありがとう…」


俺たちはアップルグミなどの必要なアイテムを買うと、すぐセントビナーを出た