「もう逃げられませんよ」


神託の盾の1人がイオンに触れようとした


「こいつ!イオン様を放せぇ!!!」


アニスはそいつに捕まり、攻撃する。そいつはアニスを窓に放り投げた
アニスは窓ガラスを突き破り、外に飛び出した


「アニス!!?」
「お前もだ!」
「のわっ!?」


兵士の1人に服を掴まれ、アニスと同じ窓から外に投げ飛ばされた
抵抗することも出来ず、俺もアニスのように落ちていった
このままじゃ地面に叩きつけられる…俺もアニスも…!!!
俺は体に力を集め、羽を出した。コレットと同じ透明な羽…天使の羽を


「アニス!!!」
「ロ、ロイド!!?」


俺はアニスの腕を掴んで引っ張った。そして、腕の中に収めた


「ロイド…その羽…」
「話は後だ!じっとしていろ!!!」
「う、うん…」


アニスは俺の言ったとおり、じっとしていた
俺は地面に着く前に起動を変え、少し飛んだ後、着地した。その衝撃で少しだけ痛みがあった


「痛っ…!」
「ロ、ロイド…大丈夫!?」
「ああ、俺は大丈夫だよ!」
「その羽って…」
「この羽は………ッ!!?」
「ロイド!!?」


急に目の前が歪んだ。意識が…飛ぶ…俺はそのまま地面に倒れ、意識を失った