…これからどうしたらいいんだろうな…マーテルは世界を変えろって言ってたけど…
世界を変える…?戦争を無くせってことか?…分かんねぇ…マーテルに会えないかな…

しばらく甲板で風に上がっていた
…冷えてきたな…戻るか…そう思い、中に戻った


「あっ、イオン!」


中に戻るとイオンが1人でいた


「話、終わったのか?」
「はい」


これで戦争が無くなるのか…じゃあ、俺が来た意味ねぇよな…


「ジェイドがルークに土下座したんですよ」
「えっ!?本当かよ…ジェイドって変な奴だよな」
「そうですよね」


イオンは優しく笑っていた。なんか…コレットを見ている気分だ…
……………あれ…?何か…聞こえる…?
かすかに聞こえた音。何だ、これ…足音…?


「………足音…?」
「ロイド?どうかしましたか?」
「足音が聞こえる。しかも、大勢で…」
「僕には聞こえませんが…」


ああ、そうか…俺は聞こえるのか
音はどんどんでかくなってくる。近付いてきてる…?