チーグルの長老のところに着くと、ミュウは森の奥で会ったことを長老に話した

ミュウはライガの住み処を火事にしたことの償いとして、一族から追放された
俺と一緒だ…俺と一緒にジーニアスも…そうするしか償うことが出来ないのか…?
ミュウもいつか…ここに戻ってこられるといいよな…

チーグルは恩を忘れない一族らしく、さっきの戦いでルークに助けられたから、ミュウはルークの子分みたいなものになった
まぁ…これはこれで良かったんじゃねぇのか…?

そして、俺たちはチーグルと別れて、森の出口へと向かった


「お?あの子、お前の護衛役じゃないか?」
「はい、アニスですね」


森の出口にアニスはいた。アニスだけじゃない…タルタロスで見かけた兵士たちも一緒に…


「お帰りなさ〜いvV」


兵士たちと一緒にこっちに向かってくるアニスにルークたちは驚いていた。兵士たちはルークとティアの正面に立つ


「ご苦労様でした、アニス。タルタロスは?」
「ちゃんと森の前に来てますよぅ。大佐が大急ぎでって言うから特急で頑張っちゃいましたvV」


この様子に冷静なジェイド。そういえばさっき、俺がルークと話してる間、ジェイドはアニスに何か言ってたよな…
それが関係しているのか…?なんか嫌な予感がするんだけどなー…


「おい、どういうことだ」
「そこの2人を捕らえなさい。正体不明の第七音素を放出していたのは彼らです」


な…何だよ、急に…!?ルークとティアが何をしたって…?
第七音素を放出していたって…第七音譜術士ってことか…?


「ジェイド!2人に乱暴なことは…」
「イオンの言うとおりだ!」
「ご安心下さい。何も殺そうという訳ではありませんから…2人が暴れなければ」


その言葉を聞いて、ルークとティアはおとなしくしていた


「いい子ですね。連行せよ」


ルークたちは兵士に連れ…俺たちはタルタロスへと戻っていった