そして、俺たちは外に出た
「皆さん、見て下さいですの」
外に出る途端、ミュウは俺たちを呼んだ。そして、口から炎を吐いた
「うぉっ!なんだこいつ!火ぃ吹いたぞ!」 「すげーー!!!」 「どうですの。すごいですの!」
すげーー!!!犬ってこんなことできるのか!? 実はノイシュも出来たんじゃ…帰ったら試してみるか!
イオンが言うにはチーグルは炎を吐く一族らしい 子供のミュウはまだ炎を吐くことが出来ないけど、ソーサラーリングの力でそれが出来るらしい すげぇな、ソーサラーリングって…!世界再生の旅をしてるときから知ってたけど…
「炎を吐くなんて面白いじゃねぇか。おい、ブタザル!」 「ルーク!酷いわ!」 「そうだ、ルーク!ブタザルじゃなくて犬だぞ!!!」 「それはもっと違うわよ!!!」
え?どう見てもチーグルは犬だろ!ブタザルじゃないだろ…?
「るっせぇな!こんなちっこい変な奴ブタザルで十分なんだよ!いいか、ブタザル。俺が命令したら炎を吐くんだぞ」 「…みゅうぅぅぅううう…分かりましたですの」
…ミュウ、頑張れよ!やっぱり犬だと思うんだけどなぁ…
そうこうしながらも俺たちは森の奥に進んだ。奥にはでっかいライガがいた ティアがいうにはライガはでかい雌を中心にした集団で生きる魔物らしい
ミュウがライガクイーンと話をする。けど、ライガクイーンは卵を孵化してるらしく、交渉どころじゃなかった イオンがいうにはライガの子供は人を好むらしい。じゃあ、ここで一緒に殺すのか…? ライガにこの土地から去るように交渉したけど、無理だった。俺たちを殺して孵化した子供の餌にするらしい…
ここは戦うしかねぇのか……………ごめんな… 分かってる。今まで俺は世界のためにいろんな奴を殺した 覚悟は前から出来ているんだ。でも、ルークの戸惑っている様子を見ると、そう思えてくる
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