「何度やったらわかるんだ、そこは因数分解だろう!」
 
「そんなこと言われたって!!」
 
「もう一度だ」
 
「もう同じ問題3回も解き直してるよー」
 
「安野が何度も間違えるからだ」
 
「…有人みたいに頭の中がスーパー電卓になってないから出来ません」
 
「俺の頭の中はスーパー電卓ではない」
 
「じゃあ何ー」
 
「早くこんな補習課題を終わらせて安野に触れたいと思っている、ただの野獣だ」
 
「え…」
 
 
 
鬼道有人と補習
 
 
「源田ー!佐久間ー!有人が獣になっちゃったよー!!」
 
「ははっ、男はみんなそんなもんさ」
「てかお前数学も赤点だったのか?だっせー」
 
「そういうことだ。早く続きをしろ」
 
「わーん、有人の鬼っ」
 
「何とでも言え」
「終わったら、たっぷりかわいがってやる」
 
 
 
 
2011.0328




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