もしもしなまえ?元気にしてる?え、私?もちろん元気にしてるよ。こっちで家事頑張ってるんだけど久しぶりでなかなか大変!
やっぱりなまえは凄いよね。ひとりで料理も洗濯掃除だってこなして、おまけにアルバイトもして私を助けてくれたもんね。
あ。三郎君とは仲良くやってる?急な形だったけど、なんとなくなまえと三郎君なら大丈夫かと思って二人に留守番お願いしたんだけど…。なんてね、あの時は急すぎてごめんね。

「平気だよー。初めはどうしようかと思ったけど何とかなるものだね」

ほんとう?それはよかったわぁ。まあなまえは何だってできちゃうから心配いらないよね。
喧嘩はしてない?夏休みには戻るからそれまで二人仲良くしててね。それと体育祭はできるなら行きたいんだけど…ちょっと予定がまだわからないのよね。また分かったら連絡するから。

「そっかぁ。こっちは平気だよ。心配しないで」

お土産買って帰るから三郎君と楽しみに待っててね。あ、そうそう。アルバイトの許可はしたけど前みたいに働き尽くしはしないでね。なまえは学生なんだから友達と遊びなさい。前とは違ってそのチャンスがあるんだもの。あの時遊んでおけばよかったって後悔しないようにね!経験者は語る、よ。

「うん」

…なまえ、無理しないでね。

「大丈夫だって。まあ、おかあさんと離れてるのちょっと寂しいけど」

あら。嬉しいこと言っちゃって!
私もはやくなまえと会いたいよ。二人でゆっくりしたいよね。…あ、もうこんな時間なの?長電話になっちゃったね。まだ話し足りないのに!じゃあまた連絡するね。



ねえなまえ、


家にひとりでいるって、なんだか寂しいものね。



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