06/22(18:32)

くのたま筆頭の夢主がひたすら男前でひたすらヒーローでなおかつ天然たらしで次々と忍たまたちを骨抜きにしていく話です。
でもアプローチしようとすると全力で筆頭ファンクラブのくのたま(もちろんくのたま全員会員)にフルボッコにされます。

夢主は由緒正しき武家の御嬢さん。父親が熱血なので娘であろうと強くあれとの方針のもと、行儀見習いではなくくのいち志望。かつ母親には美しくあれと言われているので礼儀作法もしっかりと学ぶために学園に入学。他には病弱な妹が一人、跡取りの兄が一人いる。兄を助けて妹を護るために頑張り続けたらなんかやけに男前になった。ただ思考回路まで男じゃないからときどき不意に女の子口調が出たり、綺麗なのもが好きだったりする。
妹のことを溺愛しているので、女の子には優しくしなきゃ!と思っている。もちろん共に戦うくのたまには背中をきっちり預けるが、それでも女の子らしい気持ちは忘れちゃだめだよ。と休日に一緒に出掛けるなどして甘やかす姿が多い。
くのたまには生まれてくる性別を確実に間違えたと思われている。でも今の夢主もかっこいいからなんかもう夢主が夢主であればいい。
恋愛にはそんなに自分から行こうとは思わない。

「三禁っていうのもあるし、家で家族を守りたいし、婿入りしてくれる人いないだろうしなあ。そもそも私のような男女と言われるような奴と付き合いたい男はいないだろうね。似合わないでしょう?」

と思っている。三禁でも恋をしてしまったのなら卒業するまで目いっぱい気持ちを大事にしてほしいと思っている。好きな人にときめいている女の子を見るのが大好き。頑張れ頑張れ!と陰ながらこっそり応援している。

入学したころは忍たまに対しても悪戯を仕掛けたりもしたが、引っかかった瞬間に助ける。怪我をしないように罠を工夫するなどしていた。

「ごめんなさい。今ほどくから」
「あ、憐れんでいるのか!」
「何を言うんだ。私が仕掛けた罠だ、責任もって私が回収し、仕掛けた人に対しては誠心誠意をもって謝るのは当たり前じゃないか。仕掛けた私が言うのもなんだがお前に怪我でもされてはたまったものではない。せっかく綺麗な顔をしているんだ、はやく治さねばな…ん?どうかしたの?」
「それは素で言っているのか…!?」
「何の話?綺麗な顔の人に対して綺麗というのは当たり前のことでしょう?」
「〜〜っ!!!」

みたいなのとか、ピンチのときにさっと助けてみたりとか

「大丈夫だった?」
「え、あ、はい…!ありがとうございました!」
「君に怪我がなくて本当に良かった。まったくこいつらはいったい何を考えているんだろうね!」
「でもオレがもっと強かったらこんなことには…」
「なにを言っているんだい。君は十分強いよ。こんな風に反省出来てるんだもの。それに君はまだまだ成長期だからね、ちゃんと訓練すればそれに見合う体が出来上がるよ」
「は、はいっ!」

とか。むしろ女装中の忍たまが危ないところを男装中の夢主が助けてあげることのほうが多いんじゃなかろうか…。「名乗るほどのものじゃないさ。素敵な御嬢さん。君が無事でよかった」「(か、かっこいー!!)」そんで忍たまたちは「男にときめいちゃうなんて自分って男色だったけ!?あれ!?」ってなる。町でまた会えないかな…ってそわそわしながら探したりね!




転生パロでもいいかなあと思ったり。前世がこれで、忍たまは覚えてて、今度こそ自分を選んでほしい。でも夢主は覚えてない。けど男前天然たらしスキルはそのままだからまたときめき乱舞な忍たま。

…みたいなね!完全に趣味です。
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