140-001
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満開を通り越して散り始めている桜の木の下で彼女は立ち止まる。
舞い落ちる花びらがその長い髪を飾り、目が離せなくなる。
彼女が少し躊躇いがちに、「来年も秋山さんとこんな風に…お花見出来るでしょうか。」と呟いた。確実な事は何も言えない。
俺はそれに答える代わりに、ただ彼女の手を軽く握った。

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100410
twitterで書いた140字秋直1



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