140-005
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「またな」彼はあの日そう言って去った。
会いたい時はいつでも会えると、そう信じたから引き止めなかった。
鳴らない電話を気にする日々を繰り返してどのくらい経つのだろう?それでも私は彼の全てを忘れられない。
―サヨナラも言わせてくれなかった。
秋山さんの「また」が嘘ではないと信じたかったのに。

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100411
140字。悲恋系。




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